Telexplosion: テレビ王国の憂愁1980s
1980年代、ビデオアートはテレビというメディアで実験を繰り広げ、このサブカルチャーをお茶の間に届けた。映像上映、トーク、ライブを通してこの現象に迫る特集企画<Telexplosion: テレビ王国の憂愁1980s>が2020年2月19日〜23日に東京・港区のゲーテ・インスティトゥート東京にて開催されます。
イベントでは、日独で制作された石井聰亙監督によるアインシュテュルツェンデ・ノイバウテンのミュージックビデオ「半分人間」など様々なスクリーニングも行われます。
またジャーマン・ニューウェーブ(ノイエ・ドイチェ・ヴェレ)・バンド、
デア・プラン(Der Plan)の36年ぶりとなる来日公演も予定されています。公演は2月21日(金)の一夜かぎり
以下インフォメーションより
■<Telexplosion: テレビ王国の憂愁1980s>
2020年2月19日〜23日(ゲーテ・インスティトゥート東京)
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1980年代、次々に制作された高感度なミュージック・ビデオがテレビを通じて広く発信され、当時の若者たちの心をつかんだ。
「Telexplosion: テレビ王国の憂愁1980s」は、この時代に焦点を当てた映像上映、トーク、ライブやシンポジウムから成る特集企画で、明貫紘子と木村悟之(映像ワークショップ)がキュレーションを担当。当時のアーティストたちがいかにして、作品の過激的な内容にもかかわらず、テレビを通じて新たな領域を切り開き、映像と音の実験を行ったかを以下の3つの局面から問いかける。
1) 音楽とビデオのコラボレーションを促したミュージック・ビデオ専門チャンネルMTV
2) ソニー社がつくば科学万博のために製作した巨大テレビ・スクリーン「ジャンボトロン」とパブリックスペースの再発見
3) 最新のビデオアートを個人宅に届けた世界初の国際ビデオカセット・マガジン「INFERMENTAL」
2月19日のオープニング・シンポジウムには、パフォーマンス集団ディー・テートリッヒェ・ドーリスのヴォルフガング・ミュラーも来日して参加。今日において、どんな媒体が実験と商業的な領域の架け橋となりうるのか、または過激な芸術実験がなぜテレビから消え去ったのかを追及してゆく。
またドイツ80年代の音楽シーンを牽引したバンド、デア・プランの36年ぶりとなる日本でのライブは1回だけ。必見、必聴。
■ ビデオ出演アーティスト:石井聰亙(岳龍)/ アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン、デア・プラン、ナム・ジュン・パイク、Radical TV、キット・フィッツジェラルド、ポール・ギャリン、ディー・テートリッヒェ・ドーリス他
■ トーク・ゲスト:明石政紀、石井岳龍、ヴォルフガング・ミュラー(ディー・テートリッ
ヒェ・ドーリス)、デア・プラン、Radical TV他
■ デア・プラン ライブ・イン・ジャパン2020、2/21(金)19:30〜:モーリッツ・ライヒェルト、フランク・フェンスターマッハー、クルト・ダールケ aka ピロレーター
※ 本企画は、アンスティチュ・フランセ東京が主催するメディア・アート・
フェスティバル「デジタル・ショック」の一環として行われます。
プログラムの詳細は1月中にホームページにて発表予定
URL:
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/kul/sup/atv.html