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ドキュメンタリー『喜劇王対決 チャップリンVSキートン』 NHK BS1で12月25日再放送

2019/12/16 16:24掲載
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NHK「喜劇王対決 チャップリンVSキートン」(c)MK2TV
NHK「喜劇王対決 チャップリンVSキートン」(c)MK2TV
ハリウッドにおけるスラップスティック喜劇映画の黄金時代を築いたチャップリンとキートン。作風も、短編喜劇後に送った人生も全く違う2人の天才を徹底比較するドキュメンタリー『喜劇王対決 チャップリンVSキートン』(フランス 2015年)がNHK BS1で再放送決定。12月25日(水)放送。

NHK BS1では同日に、フランスで2019年に制作されたドキュメンタリー『チャップリン対FBI 赤狩りフーバーとの50年』も放送されます。チャップリンへの赤狩りを主導したFBIフーバー長官。30年にわたる盗聴・諜報の機密ファイルが語る、喜劇王の実像とは・・・アメリカの国家権力と対決した生涯を描く。

2タイトルとも世界のテレビ局やプロダクションが制作したドキュメンタリーを放送するBS1「BS世界のドキュメンタリー」枠で放送されます。

●『喜劇王対決 チャップリン VS キートン』
初回放送:NHK BS1 2017年5月4日
再放送:NHK BS1 2019年12月25日(水)午後6時00分〜

鋭い人間観察で笑いのみならず観客の涙も誘ったチャップリンに対し、“無表情”で疾走し続け、過激なアクションをこなしたキートン。映画界がサイレントからトーキーへと移り変わる激変期を経て、キートンは急速に忘れられ、チャップリンも『モダンタイムス』をきっかけにマッカーシズムの標的になる。対照的な喜劇の王様の生涯を追いながら、映画の都ハリウッドや20世紀のアメリカ社会の変遷も描く。

原題:CHAPLIN / KEATON Duel of Legends
制作:MK2TV(フランス 2015年)

<番組スタッフから>

【どんな番組ですか?】
今回はハリウッドにおけるスラップスティック喜劇映画の黄金時代を築いたチャップリンとキートンに注目します。作風も、短編喜劇後に送った人生も全く違う2人の天才を徹底比較する。対照的な二人の生涯を追いながら、映画の都ハリウッドや20世紀のアメリカ社会の変遷も描いた、“ライバル対決もの”の秀作です。

【番組の見どころは?】
2人が活躍していたのは、今をさかのぼること約100年前。動画を見る、撮るのが“当たり前の日常”となった現代のU30世代には、想像し難い時代や社会の話です。しかし、世代を問わず、映画や喜劇に さほど詳しくなくても、2人の相対する“喜劇王”の活躍ぶりの中に、“笑いの原点”を感じる事が出来ると思います。また第一次大戦から第二次大戦の間に“近代化&急成長するアメリカ”を映像や音声で感じる事が出来るのも番組の魅力です。

(番組プロデューサー Y・I)

※番組ページ
http://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=170504

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■『チャップリン対FBI 赤狩りフーバーとの50年』(
NHK BS1 2019年12月25日(水)午後11時00分〜

英国生まれのチャールズ・チャップリンは、ハリウッドに渡って「黄金狂時代」「モダン・タイムス」など、権力や資本主義を風刺するヒット作を発表。しかし東西冷戦の下、「共産主義シンパ」と非難を浴び、米国から事実上の国外追放命令を受ける。FBIの強引な捜査は喜劇王の女性関係にも及び、チャップリンは新作喜劇で反撃した。「小さな放浪者」に始まる名シーンを重ねながら、道化師であり続けようとした男VS国家権力の攻防に迫る。

原題:CHAPLIN VS THE FBI
制作:Scopia Films(フランス 2019年)

番組ページ:
https://www6.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/?pid=191225