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吹替界の重鎮・羽佐間道夫の魅力に迫る BS朝日『ザ・インタビュー〜トップランナーの肖像〜』12月21日放送

2019/12/16 13:58掲載
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BS朝日『ザ・インタビュー〜トップランナーの肖像〜羽佐間道夫(声優・ナレーター)』(c)BS朝日
BS朝日『ザ・インタビュー〜トップランナーの肖像〜羽佐間道夫(声優・ナレーター)』(c)BS朝日
ポール・ニューマン、アル・パチーノ、シルベスター・スタローン…50年以上にわたって日本語吹き替え声優として活躍する声優界の重鎮・羽佐間道夫が出演するBS朝日『ザ・インタビュー〜トップランナーの肖像〜』が12月21日(土)放送。声優という仕事がまだ確立していなかった時代の苦労話から、あの名言の舞台裏まで。知られざる羽佐間道夫の魅力に迫ります。

■『ザ・インタビュー〜トップランナーの肖像〜羽佐間道夫(声優・ナレーター)』
BS朝日 2019年12月21日(土)18:00〜18:55

<ゲスト×インタビュアー>
羽佐間道夫(声優・ナレーター)× 小島慶子(タレント、エッセイスト)

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今回のゲストは、声優でナレーターの羽佐間道夫。ポール・ニューマン、アル・パチーノ、シルベスター・スタローン…名だたるハリウッド俳優の声を日本語で吹き替え、あたかも本人が話しているかのような見事な技でお茶の間の人々に愛される、声優界の重鎮だ。これまでに声を演じた俳優は280人、吹き替え作品は7000本を超えるという。声優という仕事がまだ確立していなかった時代の苦労話から、あの名言の舞台裏まで。知られざる羽佐間道夫の魅力に迫る!

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1933年、東京都生まれ。父親の仕事で、少年時代を熊本の炭鉱町で過ごす。当時の父親の姿がきっかけとなり、のちの羽佐間を芸の道へ進ませたという。高校を出ると、舞台俳優を目指して劇団に入団。その頃、声のチカラを知る機会にも恵まれた。それは寄席でのアルバイト。ここで声の仕事を目指すことになる出来事があったというが…それは一体? 
人気映画「ロッキー」の日本語版。主人公は羽佐間の当たり役だ。吹き替えにあたっては、シルベスター・スタローンのかすれたような声を作るのに、なにより苦労したという。その見えざる努力とは…? また、コメディー映画「ピンク・パンサー」シリーズでは、クルーゾー警部を演じたピーター・セラーズのフランスなまりの英語を、独特の方法で見事に表現。さらにポール・ニューマン主演の法廷劇「評決」も、羽佐間の吹き替えのテク二ックに圧倒される作品だ。数々の名場面をたっぷりと、役作りのウラ側と共に紹介する。
羽佐間が吹き替えを受け持ってきた俳優は、ざっと280人以上。実の兄、羽佐間正雄もかつてNHKのアナウンサーとして、11回ものオリンピック中継で活躍した声のスペシャリスト。ふたりが顔を合わせると、話術について激論になることもあるという。声を仕事にする兄弟の素顔が明らかに。
2008年、多年にわたる功績が称えられ、第2回声優アワードで功労賞を受賞。声優が若者の憧れる職業のひとつとなった今、羽佐間は後進の育成に心を砕いている。また、無声映画にセリフをつけて演じる「声優口演」というイベントも実施し、吹き替えのワザをライブで披露している。ラジオ番組では古今の名作を朗読。さらに、自身が指揮者となって後輩たちが声を合わせる群読(ぐんどく)は、半年の稽古を経て実現させた野心的な舞台だ。歳を重ねてもなお、多彩な場で精力的に活動を続ける羽佐間。現在、86歳。彼のエネルギッシュな日々を支えているのは、いったい何なのか。羽佐間が心がけている若さの秘訣とは?

番組ページ:
https://www.bs-asahi.co.jp/interview/lineup/prg_454/