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電子音楽のパイオニア ガーション・キングスレイが死去 「ポップコーン」やディズニーランド「エレクトリカルパレード」等

2019/12/15 15:21掲載
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Gershon Kingsley
Gershon Kingsley
シンセサイザー音楽の名曲「ポップコーン(Popcorn)」や、ディズニーランド「エレクトリカル・パレード」のテーマ曲「バロック・ホウダウン(Baroque Hoedown)」などの作曲者として知られる、電子音楽のパイオニア、ガーション・キングスレイ(Gershon Kingsley)が12月10日、ニューヨークで死去。97歳でした。

キングスレイは、ドイツのボーフム生まれ。1946年に米ニューヨークに移住。その後、ロサンゼルス音楽学校(現:カリフォルニア芸術大学)で音楽を学ぶ。

1955年にニューヨークに戻り、ミュージカル『The Entertaine』の音楽監督を担当。1958年、ブロードウェイのヒット曲「La Plume de Ma Tante」がトニー賞にノミネートされたことで彼の名前は広く知られるようになる。

1966年、フランスの音楽家ジャン=ジャック・ペリーと共同で実験的なポップアルバム『The Sound In Way From Way Out』を発表し、ムーグ・ミュージックの第一人者のひとりとなる。1969年には、名曲「ポップコーン」も含んだアルバム『Music to Moog By』を発表。このアルバムは熱狂的な支持を受け、ムーグ愛好家の間でクラシックとなる。

「ポップコーン」は、日本では電気グルーヴがカヴァーするなど世界中のアーティストがカヴァーした名曲。ディズニーランド「エレクトリカル・パレード」のテーマ曲「バロック・ホウダウン」は、もともとはキングスレイとジャン=ジャック・ペリーによるユニットであるペリー&キングスレイ(Perry & Kingsley)の作品です。