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『セサミストリート』「ビッグバード」役 キャロル・スピニーが死去

2019/12/09 09:37掲載
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Caroll Spinney
Caroll Spinney
米国の子ども向け教育番組『セサミストリート』で、長年にわたって人気キャラクター「ビッグバード」を演じたキャロル・スピニー(Caroll Spinney)が12月8日、米コネチカット州の自宅で死去。『セサミストリート』を制作するセサミワークショップが発表。死因は明らかにされていませんが、スピニーは以前より神経疾患による運動障害「ジストニア」を患っていました。スピニーは85歳でした。

キャロル・スピニーは米マサチューセッツ州生まれ。空軍で働いたあと、1950年代からプロの人形使いとして活躍。1969年に放送が開始された『セサミストリート』で、人気キャラクターである長身の黄色い鳥「ビッグバード」を、番組開始からおよそ50年にわたって演じました。番組では、ゴミ箱の中に住む「オスカー」の人形遣いも務めていました。

スピニーは2015年からは体が思うように動かなくなったため声のみの出演となり、2018年に引退を表明していました。

セサミワークショップは声明の中で「キャロルは芸術の天才であり、その親切で愛情のこもった世界観はセサミストリートを形づくる助けとなりました。ここセサミワークショップと文化の天空における彼の遺産は果てしなく続くでしょう」という追悼のメッセージを発表しています。