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亡くなった父親が60年かけて集めたカントリーミュージックのレコードコレクション8000枚、一括購入者募集中

2019/10/22 16:46掲載(Last Update:2019/11/12 14:46)
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Murray Deal The collection (Submitted by Amanda Jackson)
Murray Deal The collection (Submitted by Amanda Jackson)
亡くなった父親が60年かけて集めたカントリーミュージックのレコード・コレクション約8,000枚。残された家族はこのコレクションをどうするか考えた結果、父親と同じ情熱を持っていないかもしれないが、このコレクションを高く評価し愛してくれる人に譲ることを決めます。家族はコレクションがバラバラになるのは望んでおらず、コレクションの全てを買い取ってくれる人を探しています。価格は5,000カナダドル(約41万円)。

カナダのメディアCBCによると、このコレクターは、カナダのノバスコシア生まれのマレー・ディール(2018年夏に死去)。

ディールは10代の頃からカントリーミュージックのレコードを買い集めます。彼が10代の頃、レコードを買いあさっていた時、大恐慌の中で育った彼の母親は、ディールに「もう十分でしょ」と忠告したそうですが、カントリーミュージックに対するディールの愛を封じ込めることはできませんでした。そうして、60年後には約8,000枚に増えています。

コレクションには1940年代から2000年代までのレコードがあり、ディールが好きだったハンク・ウィリアムズのほか、マール・ハガード、ドリー・パートン、ジョニー・キャッシュなどのアーティストも含まれています。

【Update:2019/11/12 14:46】

カナダのブリティッシュコロンビア州バーナビーに住むレコードコレクター、ダン・モットが、このレコード・コレクション約8,000枚をすべて購入。モットは、遺族の願いを尊重し、コレクションをそのまま維持すると語っています。

カナダのメディアCBCによると、現在65歳のモットもディールと同じように10代の頃からレコードを収集しているという。彼は今、半年を過ごすという牧場にあるリスニングルームに、さまざまなジャンルのレコードを数千枚持っています。モットによると、大きなスピーカーがあり、近くに人がいないので、音楽を聴くにはうってつけの場所だという。モットは先週、ノバスコシアを訪れ、2日間かけてレコードを精査し、自宅に配送できるようにしています。