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BSフジ『落語家たちの戦争 〜禁じられた噺と国策落語の謎〜』8月12日放送

2019/08/05 12:21掲載
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BSフジ『落語家たちの戦争 〜禁じられた噺と国策落語の謎〜』
BSフジ『落語家たちの戦争 〜禁じられた噺と国策落語の謎〜』
BSフジ『落語家たちの戦争 〜禁じられた噺と国策落語の謎〜』が8月12日(月)放送。戦時下から戦後にかけて名人と呼ばれた落語家たちの苦難の軌跡をたどりながら、林家三平によるテレビ初公開となる「国策落語」の完全再現とともに、笑いと戦争、「表現の自由」と「自粛」についても考察していく

■終戦74年特別番組『落語家たちの戦争 〜禁じられた噺と国策落語の謎〜』
BSフジ 2019年8月12日(月) 12:00〜13:58

終戦74年特別企画  …戦争に向かっていった時代、すべての文化が「検閲」の対象に。それは“芸能の国策化”へと繋がっていった。

浅草・本法寺には、落語界の“封じられた歴史”がある。

1940(昭和15)年、華美風俗的で“戦意高揚”にそぐわない落語…廓話や間男、心中などの噺が口演禁止となった。その数、五十三話。いわゆる「禁演落語」である。

禁止したのは、実は軍部や政府など“お上”ではなかった。落語家たちが自身の手によって「禁演落語」を選び出し、口演しないことを決めたのだ。今風に言えば“忖度”だった。そしてこの決定が一時的なものではないことを示すために、講談落語協会は本法寺に「はなし塚」を建立し、禁煙落語の台本などを埋葬した。

さらに各寄席では毎月最後の日を「高射砲献納興行」として、売り上げを軍に献納することにした。そんな中、「禁演落語」に続き今度は、軍部・政府の命令で「国策落語」が作られていく。

落語を誰よりも愛するはずの落語家たち自身が、何故自ら落語を封印し、時の権力の意向に沿って戦意発揚のプロパガンダとなる噺まで作ってしまったのか…。

戦時下から戦後にかけて“名人”と呼ばれた落語家たちの苦難の軌跡をたどりながら、林家三平によるテレビ初公開となる「国策落語」の“完全再現”とともに、笑いと戦争、「表現の自由」と「自粛」についても考察していく。

<出演者>
林家三平
海老名香葉子

ナレーション 三宅正治 西山喜久恵(フジテレビアナウンサー)

番組ページ:
http://www.bsfuji.tv/kokusakurakugo/pub/index.html