HOME > ニュース >

エンディング曲はポール・マッカートニーの書き下ろし、アニメ映画『エセルとアーネスト ふたりの物語』の日本版予告編映像公開

2019/07/04 11:27掲載
メールで知らせる   このエントリーをはてなブックマークに追加  
『エセルとアーネスト ふたりの物語』© Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions S.A.,The British Film Institute and Ffilm Cymru Wales CBC 2016
『エセルとアーネスト ふたりの物語』© Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions S.A.,The British Film Institute and Ffilm Cymru Wales CBC 2016
エンディング曲はポール・マッカートニー(Paul McCartney)の書き下ろし。アニメーション映画『エセルとアーネスト ふたりの物語』の日本版予告編映像が公開。

この作品は、『スノーマン』『風が吹くとき』などで知られるイギリスの絵本作家レイモンド・ブリッグズが、自身の両親について描いた絵本をアニメーションで映画化したもの。戦前、戦中、戦後と激動の40年を懸命に生きたごく普通の夫婦の感動の物語です。声の出演は、英国の名優ブレンダ・ブレッシン、ジム・ブロードベント、ルーク・トレッダウェイ。

『エセルとアーネスト ふたりの物語』は9月28日(土)岩波ホールほか順次公開。



■『エセルとアーネスト ふたりの物語』
2019年9月28日、岩波ホール他全国順次ロードショー

<作品紹介>

●「スノーマン」「風が吹くとき」など世界中で愛される英国の絵本作家
レイモンド・ブリッグズが自身の両親の人生を描いた感動の物語。

世界中で愛されている絵本作家レイモンド・ブリッグズが、自身の両親の人生を愛情込めて描いた傑作絵本が、手描きアニメーションで映画化されました。物語の始まりは、1928年ロンドン。牛乳配達のアーネストとメイドのエセルは恋に落ち、結婚。最愛の息子が誕生し、第二次世界大戦の苦難を乗り越え、戦後の経済発展を経験し、ふたりが同じ年に世を去る1971年までが描かれます。どんな時代にもありふれた日々の暮らしがあり、些細なことを笑いあえる大切な時間を懸命に生きたエセルとアーネストの姿は、世界のどこにでもいた父と母の物語でもあります。

●戦前、戦中そして戦後―激動の時代を懸命に生きた
ごく普通の夫婦の目を通して語られる「日常生活の20世紀史」。

手回し式の脱水機やブラウン管テレビ、ダイヤル式の黒電話など、映画には日本人にも懐かしい暮らしの品々が登場。また、英国の階級社会の色濃い1920年代から、ヒトラーの台頭、第二次大戦、ヒロシマへの原爆投下、戦後の若者文化の到来や1969年の月面着陸なども描かれ、家族の物語であると同時に、エセルとアーネストの目を通して語られる庶民の20世紀史であることも見どころです。
絵本が動き出したかのような豊かな質感のアニメーション。

●英国を代表する名優たちと、ポール・マッカートニーの書き下ろしエンディング曲。

まるで絵本がそのまま動き出したかのような質感の手描きアニメーションを作り上げたのは、『スノーマンとスノードッグ』の監督ロジャー・メインウッド。声優陣は、母エセルに、『秘密と嘘』でカンヌ国際映画祭女優賞に輝いたブレンダ・ブレッシン。父アーネストに、『アイリス』『パディントン』などのアカデミー賞俳優ジム・ブロードベント。成長したレイモンドの声は『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』のルーク・トレッダウェイが担当。世界的作曲家カール・デイヴィスが手がけた、それぞれの時代を彩る多彩な音楽も魅力です。またエンディング曲を、ブリッグズの大ファンだというポール・マッカートニーが、自身の母への想いを込めて曲を書き下ろし、自ら歌い演奏しています。

<ストーリー>

1928年、ロンドン。貴婦人のメイドとして働く少し昔気質で生真面目なエセルはある日、陽気で楽天的な牛乳配達のアーネストと出会い、2年後に結婚。ロンドン郊外のウィンブルドン・パークに小さな家を25年ローンで購入する。大理石の柱に、鉄の門、風呂に水洗トイレまでついて、希望に満ちた新婚生活が始まる。
3年後、待望の息子レイモンドが誕生。その成長を見守る一家の幸せを、戦争の影が脅かす。しかしつらい日々の中にも、レイモンドが疎開先から送ってくる手紙や、つかの間の再会が、ふたりに喜びをもたらしてくれる。

1945年、終戦。レイモンドは、グラマースクールに合格し新しい制服も新調して、エセルは大喜びだ。しかし青年へと成長したレイモンドは美術の勉強をしたいと言いだし、両親をがっかりさせてしまう。50年代から60年代へと社会の変化は加速し、ブリッグズ家にも電話、冷蔵庫、TVなど多くの電化製品が登場する。1961年、レイモンドが独立し、ふたりだけの時間が訪れる。しかし、紅茶を飲みながら交わされる夫婦の会話は、日々の細事から政治、経済にまで及んで、楽しいおしゃべりには終わりがない。1969年、人類が月に偉大な一歩を記す頃、ふたりに老いが忍び寄っていた…。

<スタッフ/キャスト>

監督:ロジャー・メインウッド
声の出演:ブレンダ・ブレッシン/ジム・ブロードベント
原作:レイモンド・ブリッグズ
エンディング曲:ポール・マッカートニー「In The Blink of An Eye」
配給:チャイルド・フィルム/ムヴィオラ

2016年/94分/カラー/ドルビー・デジタル/ヴィスタサイズ/イギリス・ルクセンブルク

公式サイト:
https://child-film.com/ethelandernest/

© Ethel & Ernest Productions Limited, Melusine Productions S.A.,The British Film Institute and Ffilm Cymru Wales CBC 2016