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DOMMUNE 本日3月26日19時より「DJ Plays“電気グルーヴ”ONLY」を配信、電気グルーヴ“だけ”の5時間

2019/03/26 13:10掲載(Last Update:2019/03/26 13:12)
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DOMMUNE 「DJ Plays
DOMMUNE 「DJ Plays"電気グルーヴ"ONLY」
ライブ・ストリーミング・サイトDOMMUNEにて本日3月26日(火)19時より、「DJ Plays"電気グルーヴ"ONLY」が配信されます。電気グルーヴ"だけ"の5時間。電気グルーヴ"だらけ"の300分

以下インフォメーションより

「DJ Plays "電気グルーヴ" ONLY!!」5HOURS!!!!! BROADJ♯2703
WHO IS MUSIC FOR? MUSIC IS FOR EVERYONE!


電気グルーヴ"だけ"の5時間!!!!! 電気グルーヴ"だらけ"の300分!!!!!
DJ:DJ WADA(Dirreta| Co-fusion)、KEN ISHII(70 Drums)、
SUGIURUMN、Licaxxx

DOMMUNE 2019/03/26 (火) 19:00〜24:00  

■WHO IS MUSIC FOR? MUSIC IS FOR EVERYONE!

今回のピエール瀧氏の逮捕を受け、地上波のワイドショーでは、電気グルーヴ、ひいてはテクノミュージック/クラブカルチャー全般を、"違法薬物が蔓延している悪の巣窟"であるかのような報道が連日なされています…。世界のエレクトロニック・ミュージックを歴史的/学術的な観点から切り取り、SNS黎明期より数百時間にも及ぶ番組を 積極的に配信してきました我々DOMMUNEは、サブカルチャーの豊かな源泉であるクラブシーンを、ゴシップとして消費しようとするこのような報道に関しまして、大変遺憾なことと受け止めております。
そんな我々の番組に過去5回に渡ってご出演頂いた坂本龍一さんも、報道後すぐに「音楽に罪はない」と苦言を呈されていました。
そう「音楽に罪はない」...孔子を始祖とする思考体系である中国儒教の根本規範に"礼楽"、つまり"礼節"と"音楽"が特別なものとして存在しているように、これまで音楽は社会の秩序を保ち、人心を感化する作用のあるものとして尊重されて来ました。単なる快楽にとどまるものではなく、相互理解や共感、そして言語を超えたコミュニケーションの悦びを与えてくれる音楽に、罪がある筈がありません。当然、人が犯した罪は、社会的制裁を受ける。しかし、作品は作家の手を離れた後は、受け手の解釈にその存在を委ね、自由に一人歩きして人々の心の中で生き続けているのです。石野卓球氏とピエール瀧氏がこれまでに作り上げてきた電気グルーヴの作品群も例外ではなく、世代やジェンダーを超えて、今も無邪気に人々の心的緊張を解きほぐし、フィジカルな躍動を世界の側に平等に与え続けています。その恩恵にあずかっている人々が、世界には何十万と存在します。
そんな掛け替えのないアーティストの音源が、残念なことに現在出荷停止になり、在庫は回収…そしてヤフオク、メルカリでは、無謀に価格が高騰してしまっている現状….。この事は、至極ナンセンスだと捉えられることが出来るでしょう。このような悪しき風潮を打開させようと、ミュージックラヴァーの想いはSNSを駆け巡り「電気グルーヴの音源・映像の出荷停止、在庫回収、配信停止の撤回」を求めるウェブ上の署名運動が現在行われており、すでに61,000人以上の人々が賛同しています( https://bit.ly/2uc1SeH )。
しかし、コンプライアンスに細心の注意を強いられる現在、今回のレコード会社側の苦渋の決断とその重さも我々は音楽メディアとして理解しているつもりです。そしてこれは、企業としての社会的責任を果たす為の措置であり、故にその期間が延々と続くわけではないことも、過去の事例から皆本当は知っている筈です。つまり電気グルーヴの作品は葬られるわけではなく、暫くの間、原盤権を保有するレーベル側から蓋をされているというのが現状かと思います。また、モンスタークレーマーからの苦情や、関連企業や株主、他の所属アーティストへの影響にレーベル側が配慮するのも当然だと思いますので、このことについては、まだまだ議論の余地があると考えられます。つまり音楽への愛だけでは乗り越えられない現実があり、我々はそのことを暗黙のうちに保留にしてしまっているのではないでしょうか?。これは大きなジレンマです。
では、いったい音楽は誰のものなのでしょうか?
このジレンマを乗り越えようと、音楽メディアであるDOMMUNEは、ミュージックラヴァーの意思を受け、急遽本日3/26火曜日、まる1日5時間、電気グルーヴの音楽のみがプレイされるプログラムを全世界に向けて配信することに致しました。これはDOMMUNEがいま世に投げかけるべき精一杯の音楽愛、そしてこれまでエレクトロニック・ミュージックの”礼楽”を我々に与え続けてくれた電気グルーヴの産み出した音楽への敬意の表明だと考えました。
題して「DJ Plays "電気グルーヴ" ONLY!!!!!」本日は石野卓球氏主宰の「WIRE」にこれまで出演してきたアーティスト達 = DJ WADA、KEN ISHII、SUGIURUMN、Licaxxxがリスナーを代表し、19:00-24:00までの合計5時間、これまでリリースされた彼らの全音源からセレクト/プレイして、唯一無二の電気グルーヴの世界をサイバースペースに響かせてくれる筈です。これを機会に、ワイドショーが連日お茶の間に向けてヘビロテし続けたマスターピース「Shangri-La」だけではない、電気グルーヴのコアを今宵全身で浴びてください!
WHO IS MUSIC FOR? MUSIC IS FOR EVERYONE!そう、音楽は我々皆のものである筈です!!!!!!!(Text by DOMMUNE)

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http://www.dommune.com/reserve/2019/0326/

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