ボーンレコード Photography by Paul Heartfield
冷戦時代のソビエトでは、国家から聴くことを強く禁止された音楽がありました。どうしても聴きたかった人々は、レントゲン写真に録音してレコードを作ることを発明。密かに作られた「レントゲン写真レコード=ボーン・レコード」をテーマにした展覧会が日本で開催決定。<BONE MUSIC展 〜僕らはレコードを聴きたかった〜>は4月27日(土)から5月12日(日) まで東京・表参道のBA-TSU ART GALLERYで開催されます。
トレーラー映像あり
<BONE MUSIC展 〜僕らはレコードを聴きたかった〜>
開催期間:2019年4月27日(土)〜5月12日(日)
会場:BA-TSU ART GALLERY(東京都渋谷区神宮前 5-11-5)
時間:11:00〜20:00(入館は30分前まで) 会期中無休
【チケット情報】
販売価格:
・前売 1,200円(税込) ※開催前日4月26日(金)までの販売。
・当日 1,400円(税込)
・プレミアムチケット(関連グッズ付) 2,400円(税込)
※プレミアムチケットは、チケットぴあのみでの販売。
販売期間:2019年3月07(木)〜2019年5月12(日)
取扱:展覧会公式販売サイト、チケットぴあ、イープラス、ローソンチケット
※チケット詳細は展覧会公式WEBサイトより。
【公式サイト】
http://www.bonemusic.jp/【BONE MUSICとは】
『冷戦時代のソビエトで本当にあった出来事。国家から聴く事を強く禁止された音楽があった。音楽を愛してやまない人々は、それをどうしても聴きたかった。 そして何とレントゲン写真に録音してレコードを作る事を発明した。それがボーン・ミュージックの始まりだった』
舞台は、1940年代から60年代の冷戦時代。
現在のロシアに当たるソビエトでは、当時、音楽を含む全てのカルチャーが、国家によって検閲され、コントロールされていた。
そしてアメリカのジャズ、ロックンロールや一部のロシア音楽を聴く事が強く禁止された。
もし見つかれば間違い無く、“刑務所行き”。
今では信じられない環境の中で、それでもリスクを犯してでも、どうしても好きな音楽を聴きたかったアンダーグラウンド・サブカルチャーシーンの音楽ファン達は、なんと病院で不要となったレントゲン写真に、自作のカッティング・マシーンを使って、 音楽を録音し、「ボーン・レコード」を製作した。
こうして国家に抵抗するソ連の音楽文化のアングラ 「ボーン・ミュージック」は誕生した。
本展では、“ただ好きな音楽を聴くため残した物語” を実物のボーン・レコードと合わせて紹介します。