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『ブラタモリ』 「富良野・美瑛」編&「旭川」編が放送決定

2018/10/26 20:59掲載
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ブラタモリ
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『ブラタモリ』、「富良野・美瑛」「旭川」へ。「富良野・美瑛 〜富良野・美瑛の合言葉 残りモノには福がある〜」編が11月17日(土)に、「旭川 〜旭川は“北のトップランナー”!?〜」編が11月24日(土)にNHK総合で放送されます。

■NHK総合『ブラタモリ』

●「富良野・美瑛 〜富良野・美瑛の合言葉 残りモノには福がある〜」
2018年11月17日(土)午後7時30分〜8時15分



今回の舞台は、「富良野・美瑛(ふらの・びえい)」。北海道らしい雄大な景色を求め、年間560万人が訪れる北海道を代表する人気観光地です。咲き誇るラベンダーで知られる富良野。そして“パッチワークの丘”と言われる彩り豊かな波うつ丘がどこまでも広がる美瑛。どちらも美しい風景が広がるのに「残りモノ」って、どういうことなんでしょう?「残りモノ」と「福」。2つのキーワードで、タモリさんが富良野・美瑛の魅力を解き明かします。

まずは美瑛の丘へ!実はここは、開拓の「残りモノ」だった場所。北海道の開拓は明治初年から始まりましたが、美瑛にたどり着いたのはおよそ30年後。北海道のほぼ中心、しかも丘陵地にまで開拓が進むのには時間がかかりました。ところが畑にしてみると、さまざまな野菜の収穫が可能な豊かな土壌!まさに「福」があったんです。さらにその畑がパッチワークのようになった理由とは・・・?

今や富良野の代名詞になっているラベンダー畑ですが、実はここも「残りモノ」がもたらした「福」。昭和30年代、富良野に広がったラベンダー畑はその後、採算が合わず次々と減少しました。中富良野町に1つだけ残った畑が国鉄のカレンダーに掲載されたことで脚光を浴び、観光客が押し寄せるようになったんです。さらに、新たにつくった花畑にもヒミツが!傾斜地に美しい花々が広がる富良野の花畑。実はここ、花を一望できるよう、平地にわざわざ土を盛ってつくったんです。しかもその土とは、かつて富良野の地を苦しめた「嫌われモノ」でした。

最後に訪れたのは最近人気急上昇の「青い池」。大手PCメーカーの壁紙に採用されたことで世界中から観光客がやってきます。十勝岳から流れこむ水の成分が光の反射によって、まるで絵の具の青のように真っ青に見えることからそう呼ばれています。実はこれも「残りモノ」。災害対策のための空きスペースが残ったことで青い池という「福」が出現したんです。さらに、富良野開拓発祥の地や、偶然遭遇したローカル線「富良野線」も登場。お楽しみに!

●「旭川 〜旭川は“北のトップランナー”!?〜」
2018年11月24日(土)午後7時30分〜8時15分



ブラタモリ、旭川へ!今回の舞台は、北海道第2の都市・旭川。旭川と言えば、全国に先駆けて斬新な展示方法を生み出し年間140万人以上が訪れる“旭山動物園”が有名ですが、もとはといえば熊も出るような大原野。いったいどうして“北のトップランナー”に生まれ変わったんでしょうか? そのかげには開拓に入った兵士たちの大発明や、石狩川が山地に空けた突破口の存在がありました!知られざる旭川の歴史に、タモリさんが迫ります。

明治時代まで荒野だった旭川。そこに開拓の手が入るきっかけをつくったのは、北の防備と農業を兼ねる「屯田兵」。まずは当時の屯田兵が暮らしていたお宅を訪ねたタモリさん。厳しい寒さの末に手に入った広大な農地で稲作を可能にするため、生み出された大発明「たこ足」。そのアイデアにビックリ!?

続いて、旭川を代表する観光名所、神居古潭(カムイコタン)を訪ねたタモリさん。旭川の地に人やモノを運び込むため大きな妨げとなっていた険しい山々。大都会・札幌とつながる突破口を空けたのが、実は石狩川でした。崩れやすい岩をものともせず生まれたトンネル秘話にタモリさん感心!

人口が急増した旭川の市街地。そこには膨大な量のリベットが打たれた見事な橋が。その傍らには風光明媚な公園。実は旭川の街づくりを一気に加速させたのは、ここで働いていた「ある職業の人々」だった!?

最後にタモリさんが向かったのは、林田アナ念願の「旭山動物園」。垂直に立った円筒状の水槽を上に下に気持ちよく泳ぐアザラシを満喫する二人。実は、旭山動物園は、動物の生態をありのままに見せる「行動展示」を全国に先駆けて取り入れた事で知られています。水に泳ぐ姿と水辺でくつろぐ姿、その両方をまるごと味わえる斬新なアイデアが生まれたのは、地形をそのまま生かすという逆転の発想だった!? 北のトップランナー・旭川、その意外な歴史が明らかに!

https://www.nhk.or.jp/buratamori/yokoku.html#hokkaido