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書籍『キング・クリムゾン・ディレクトリー』発売

2018/10/22 22:19掲載(Last Update:2018/11/09 09:38)
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キング・クリムゾン・ディレクトリー
キング・クリムゾン・ディレクトリー
キング・クリムゾン(King Crimson)と関連人脈の作品解説を中心にグループの全貌を紐解いたアーティスト解説書/ディスクガイド『キング・クリムゾン・ディレクトリー』がSPACE SHOWER BOOKから11月30日発売
■『キング・クリムゾン・ディレクトリー』
松井 巧 / 監修

2018.11.30発売
¥2,700+税
ISBN:978-4-909087-31-7
A5 272ページ 並製

[掲載内容]
◎キング・クリムゾン・ヒストリー ※グループの現在までの歴史を7期に分けて解説
◎キング・クリムゾン論 ※クリムゾンという特異なグループを形成した要素を各方面から分析
◎キング・クリムゾン・アルバムズ(ディスク解説) ※Original & Live Recordings ※Archives ※Collectors’Club ※Compilations
◎キング・クリムゾン結成前夜から クリムゾン&各メンバーのシングル(ディスク解説)
◎ロバート・フリップ・ワークス(バイオ&ディスク解説) Robert Fripp
◎メンバー・ソロ&重要関連作品(バイオ&ディスク解説) Ian McDonald, Greg Lake, Michael Giles, Pete Sineld,Peter Giles, Keith Tippett, Gordon Haskell, Mel Collins, Andy McCulloch, Mark Charig, Nick Evans, Boz Burrell, Ian Wallace, David Cross, John Wetton, Bill Bruford, Jamie Muir, Adrian Belew, Trey Gunn, Tony Levin, Pat Mastelotto, 他
◎キング・クリムゾン辞典
◎口絵頁/英国オリジナル盤アートワークを掲載

本書は、2004年に刊行された『strange days artists & disc file series vol3 キング・クリムゾン』及び2013年に刊行された『キング・クリムゾン(リトル・ディスコグラフィー・シリーズ)』に収録の記事を取捨選択したうえで、新たな情報を加えたものである。クリムゾンのオリジナル・アルバムに加え、それらには未収録だったアーカイヴ音源を含む重要なコンピレーション盤、さらには歴代のラインナップを彩った数多くのミュージシャンに関連するソロ作品及び参加作品をページの許す限り、これも重要なものから優先して掲載した。結果的には、2018年10月現在までにリリースされている主要な作品のほぼすべてを何らかの形で紹介できたのではないかと思う。結成から半世紀が経ち、今も伝統と革新の間で多様な変化を続けるキング・クリムゾンについては、これまでにも様々な論考がなされてきたが、もし、本書のような編集方針のクリムゾン本から得られるものがあるとすれば、上述したような特徴を持つ彼らが、精神の解放と芸術の完成との両立という難しい作業を行なうに際して、どのような才能を求めてきたのか、また、そこからさらにまた、どのようなフィールドへとその成果を波及させていったかを、個々の作品を通じて俯瞰できるところだろう。
(まえがきより抜粋)