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『月世界旅行』『メリエスの素晴らしき映画魔術』がBlu-ray化

2012/09/25 09:44掲載
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月世界旅行+メリエスの素晴らしき映画魔術 Blu-ray
月世界旅行+メリエスの素晴らしき映画魔術 Blu-ray
ジョルジュ・メリエスの代表作で、史上初のSF映画とされるサイレント映画『月世界旅行』(1902年製作)。近年に発見されたフィルムを修復したカラーヴァージョンと、同作の修復工程を映しながら、メリエスの成功と挫折の人生を時代とともに追うドキュメンタリー『メリエスの素晴らしき映画魔術』がBlu-rayでリリース。両作品をセットにした作品が紀伊國屋書店から11月24日に発売
●「月世界旅行」

[あらすじ]
天文学会のメンバーである6人の学者が、月世界旅行を企てる。巨大な砲弾に乗って彼らは月に着陸する。
そこは、見たこともない景色が広がる奇妙奇天烈な世界だった。探索の途中で、彼らは異星人の襲撃を受ける。奮闘むなしく生け捕りにされた彼らは、月の王に差し出される。
果たして彼らは無事に地球に戻れるのか-。

●「メリエスの素晴らしき映画魔術」

[内容]
ジョルジュ・メリエスは、リュミエール兄弟が発明した映画=シネマトグラフを見た最初の観客の一人であった。
マジシャンであった彼は、映画の将来性を信じて映画作りに乗り出し、世界で初めての職業映画監督となる。メリエスは、独自のイマジネーションやテクニックを駆使して、映画史上初となる表現を多く生み出した。
人やモノを消したり、変化させたり、甦らせたり、爆発させたりといった彼の映画魔術に、観客は熱狂した。そして『月世界旅行』では、動く写真に過ぎなかった「映画」に、複数のシーンを積み重ねて物語性を持たせるという画期的な手法を導入した。
この作品は、それまで小説やイラストでしか表現されていなかったSFの世界観を初めて映像化したことで、SF映画の起源となった。
本ドキュメンタリーは、映画創世記に、誰よりも映画を愛し、その可能性を追求した映画の父-ジョルジュ・メリエスの成功と挫折の人生を、彼が生きた時代背景と共に追っていく。 そして、偶然見つかった幻のカラーフィルムから始まった『月世界旅行』のリストア作業全工程と、トム・ハンクス、ミシェル・ゴンドリー、ジャンピエール・ジュネ、エール等へのインタビューを通して、今もなお多くの映画人を魅了しているメリエスの映画魔術に迫る。