『ブラタモリ』、栃木・宇都宮と山形・酒田へ。「宇都宮 〜宇都宮は“江戸”に欠かせない町?〜」編が9月22日(土)に、「山形・酒田 〜山形・酒田はなぜ日本の中心!?〜」編が9月29日(土)にNHK総合で放送されます。
■NHK総合『ブラタモリ』
●宇都宮 〜宇都宮は“江戸”に欠かせない町?〜
2018年9月22日(土)午後7時30分〜8時15分

ブラタモリ、栃木県の宇都宮へ!
東京から新幹線で50分とアクセスも良く、ギョーザの年間消費量は何と日本一!多くの観光客が訪れる人気の宇都宮ですが、実は「江戸・東京にとって欠かせない」重要な町でもあった!?・・・って一体どういう事?
江戸時代から現代に至るまで、常に“欠かせない”重要な町であり続けた宇都宮の真実を、タモリさんがブラブラ歩いて解き明かします。抜群の立地と独特の地質をフル活用した驚きの知恵の数々とは!まずタモリさんが向かったのは、宇都宮の中心街。そこに突如として現れたのが大きな丘!実はここ宇都宮の地名の由来になったともいわれる二荒山神社です。高台の神社から景色を見ると、江戸幕府が宇都宮を重要視した理由が見えてくる!?
次に向かったのは、高い土塁が見事な宇都宮城。城下町を歩いていると、なんだか不思議な気分に・・・普通はお城よりも低い場所に作られる「城下町」が、宇都宮ではなぜか城よりも高い台地の上にあった!?いわば世にも不思議な「城上町」。実はこの城上町を造った事こそ、江戸幕府が宇都宮を重要視した真の理由だったのです!謎を解く手がかりは・・・日光東照宮!?
さらに町なかを歩くと見事な教会を発見!何と全て高級石材「大谷石」で造られたカトリック松が峰教会です、実はこの大谷石こそ、帝国ホテルや築地本願寺にも使われ明治以降の東京の町づくりを支えた「欠かせないもの」でした。味わい深い見た目と加工のしやすさ、さらには最高の音楽までプレゼントしてくれる大谷石の魅力を、教会内で体感!
そして、かつての採掘の現場、地下の採石場にも潜入。タモリさん、ゴムボートに乗って地底湖探検!暗闇の中から見えてきた、極上の大谷石を取る秘訣とは?そして地下空間の冷たさを生かして生まれた絶品デザートも登場!
●山形・酒田 〜山形・酒田はなぜ日本の中心!?〜
2018年9月29日(土)午後7時30分〜8時15分

ブラタモリ、山形・酒田へ!
今回の舞台は、山形県の酒田。鳥海山と日本海を臨む港町で、年間290万人が訪れます。古くは西回り航路の起点となり、北前船の時代に繁栄を極めた場所でした。でも、どうして江戸から遠く離れた酒田が日本の物流の中心ともいうべき場所になったんでしょう?そこには最上川を生かした水運と豊富にとれる米、そして北前船がもたらす全国の産物の恵み、そして酒田港を強くサポートする沖合いの島の存在がありました。自然の恵みをたくましく生かした酒田の人々の知恵に、タモリさんが迫ります。
まずタモリさんが向かったのは、町のシンボル鳥海山を臨む最上川の河口域。実はこの最上川こそ、酒田発展の足がかりとなった場所でした。屋形船に乗って川岸を観察していると、古い石垣と船を発見。これこそが、かつて川を使って行われていた水運の痕跡。上陸して巨大な倉庫の中に入ると、そこには圧倒されるほどの量の米、米、米!酒田は最上川流域の米を集め、西回り航路を通じて一大消費地・江戸に送り込む重要な場所だったんです。この航路を利用して発展したのが、北前船。米だけでなく、日本海側の優れた産物を流通させていました。
続いてタモリさんが向かったのが、繁栄を極めた酒田のシンボル、豪商・本間家の旧本邸。部屋数23の大邸宅と工夫を凝らしたインテリア、庭に集められた全国の名石。ご子孫も登場して徳川斉昭の掛け軸や加藤清正ゆかりの瓶もご披露、これにはタモリさんもびっくり!
では、酒田の繁栄を支えた港はいったいどんなものだったのか? 港が一望できる公園に来ると、いきなり吹きつける強風!しかも海岸はほぼ直線で、風よけもなし。恵まれた環境ではない酒田の港の弱点を克服する秘密が、なんと沖合39キロも離れた場所に!?タモリさんがフェリーでやってきたのは「飛島」。そこには高さ40メートルの垂直で巨大な岩!実はこれが風よけとなり、飛島は酒田の港に入れないときの避難港となっていました。地形と農作物、人間の知恵と工夫があいまって生まれた酒田の奇跡を続々と発見します。
https://www.nhk.or.jp/buratamori/yokoku.html#nasu