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タワーレコードの創業者ラス・ソロモンが死去

2018/03/06 06:49掲載(Last Update:2018/03/06 06:52)
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Russell Solomon - Photo by Tibrina Hobson/FilmMagic
Russell Solomon - Photo by Tibrina Hobson/FilmMagic
タワーレコードの創業者ラス・ソロモン(Russell Solomon)が3月4日に死去。米カリフォルニア州サクラメントの新聞サクラメント・ビーによれば、「第90回アカデミー賞」授賞式をテレビで観ている時に心臓発作を起こして亡くなっています。92歳でした。

●タワーレコード:歴史 創業期(wikipediaより)

タワーレコードはユダヤ系の創業者・ラス・ソロモン(Russell Solomon)が、1960年にアメリカのカリフォルニア州サクラメントに出店したレコード専門店を発祥とする。

ソロモンの父親は、1939年に開業した映画館「タワーシアター」の建物内で、1941年から同名のドラッグストアを経営していたが、父の店の中でレコードの販売を行っていたエリアを任されることになった。その後店内の改装が行われる際にレコード売り場が拡大され、「タワーレコード・マート」と名付けられるとともに、ソロモンがその経営を任されることになった。

その後サクラメント市内の別の場所に店舗を移し、音楽好きなソロモンがかねてから企画していた、スーパーマーケット形式の店舗に、新譜を含めた様々なジャンルのレコードを大量に揃えるという、これまでになかった営業形態の店舗を開いた。この際に店舗名を「タワーレコード」に改称した。この際に新たにデザインされた、現在も世界中で使用されている黄色に赤字のロゴは、ビルボードを意識しているがシェル石油のカラーリングにヒントを得ている。

新たな業態の店舗が好評を得た上に、ベビーブーマー世代による消費の向上や安価なポータブルレコードプレーヤーの普及と、ビーチボーイズやビートルズなど、これらの世代に高い人気を持つアーティストの登場などの後押しを受け、瞬く間に業績が拡大していく。


以下は、米タワーレコードのドキュメンタリー映画『All Things Must Pass: The Rise and Fall of Tower Records』(2016年・日本リリース)のトレーラー映像