先日亡くなった俳優・大杉漣をしのび、テレビ東京では、代表作のひとつである映画『HANA-BI』(北野武監督/1997年)の特別編集版を2月25日(日) に放送します。大杉漣は『HANA-BI』で第22回日本アカデミー賞助演男優賞、第41回ブルーリボン賞助演男優賞などを受賞しています。
●『大杉漣さんを偲んで 映画「HANA-BI」特別編集版 ベネチア映画祭金獅子賞』
テレビ東京 2月25日(日)午後2時
<出演者>
西佳敬…ビートたけし
西美幸(西の妻)…岸本加世子
堀部泰助(西の相棒)…大杉漣
中村靖…寺島進
スクラップ工場のオヤジ…渡辺哲
東城正次(ボディーガード)…白竜
凶悪犯…薬師寺保栄
永井…逸見太郎
担当医…矢島健一
田中…芦川誠
<制作スタッフ>
【音楽】久石譲
【監督・脚本】北野武
【製作年】1997年
<ストーリー>
「堀部さんが撃たれました!」…診察室に駆け込んできた中村(寺島進)の報告を聞き、現場へ急ぎながら、西(ビートたけし)はいいようのない怒りに駆られていた。凶悪犯の張り込みの最中に親友で相棒の堀部(大杉漣)の好意に甘え、数カ月前に幼い子供を亡くし失意のまま体調を崩していた妻・美幸(岸本加世子)を病院に見舞っていたのだ。追い討ちをかけるように、西は妻の病状を知る。妻の体は不治の病に冒され、しかも末期の症状だという…。堀部を撃った凶悪犯(薬師寺保栄)を見つけて組み伏せたものの、田中(芦川誠)と中村が銃弾に倒れてしまう。田中は殉職。怒りにかられた西は犯人を射殺する。その後、部下を失った罪悪感にさいなまれた西は職を辞した。西は、一命はとりとめたものの下半身不随となり車椅子の生活を送る堀部に画材一式をおくり、田中の残された妻や余命の少ない妻・美幸との生活資金を工面するため、ヤクザから借金を重ねるようになる。しかし、その返済に首が回らなくなり、東城から執拗な取り立てを受ける。なんとか取り立てを振り切った西は美幸と共にふたりきりの旅に出るのだった…。
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