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THE TIMERS『THE TIMERS スペシャル・エディション』からDVDのダイジェスト映像が公開

2016/11/10 12:33掲載
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THE TIMERS / THE TIMERS
THE TIMERS / THE TIMERS
THE TIMERSのデビューアルバム『THE TIMERS』。11月23日に発売される、最新リマスター音源や蔵出し音源、秘蔵映像を収録した2CD+DVDのスペシャル・エディション『THE TIMERS スペシャル・エディション』からDVDのダイジェスト映像が公開。

DVDには未公開ライヴ映像が50分以上収録。彼らのデビュー・ライヴとなった1988年の富士急ハイランドや、ゲリラ出演をして大混乱の中行った横浜国立大学と横浜市立大学の学園祭の模様が収録されます。



また、収録される一万字越えのライナーノーツの一部も公開されています。

このライナーノーツは当時THE TIMERSの宣伝担当でバンドに帯同していた高橋Rock Me Baby氏によるもので、様々な「事件」の舞台裏などが克明に書かれたものです。

●『THE TIMERS スペシャル・エディション』収録ライナーノーツの一部

Text by 高橋Rock Me Baby

ヘルメットにサングラス、法被にニッカポッカという一風変わった出で立ちに、全て電気を使わないアコースティック楽器で、オルタナティヴなロックンロールを鳴らす4人編成のバンドを組んだ。世界的に見てもどこにもないキャラクター。バンド名はザ・タイマーズ(THE TIMERS) 。ゼリー(ZERRY)と名乗り、RCやソロでは使わない言葉を歌やMCに入れて、自分が忌野清志郎でなくなるというトリックを仕掛けたのだ。メンバーはMOJO CLUBの三宅伸治(G,Vo/芸名: TOPPI)、杉山章二丸(Dr/芸名: PAH)、ヒルビリー・バップスより川上剛(B/芸名:BOBBY )。覆面バンドであり、前座バンド。もちろん、声や歌い方でわかってしまう。それでも自分は清志郎じゃない。それどころか、清志郎みたいなアーティストは嫌いだと嘯く。その後、多用されることとなるパロディスト・スタイルはここからはじまった。時代に対してレジスタンスするのではなく、逆手にとってコメディーにしてしまう。清志郎はバブルをカオスに落とし込んだ。
何もかもがビジネス化してしまったロックシーンに一石を投じて、タイマーズは神出鬼没に活動した。どこにいつ現れるかわからない、わかっていても何をやるかわからない、そして何より、まだ観たことがある人がほとんどいなかった!正式な音源はなかったのだが、一部、ブラックマーケットに謎の海賊カセットテープが出まわるという事件が勃発。インターネットのない時に情報収集は難しく、業界の調査の目を出し抜くように、ブートレッグ専門店では数万円の値段がつけられ、売られていた!大量宣伝戦争が横行していた時代の裏をかくようなプロパガンダ。口コミだけの噂は様々なデマや怪情報も相まって、アッという間に広まった。噂が噂を呼び、そのうち、何が本当なのかわからなくなってしまった!一体、本当のことはどこにあるのか?「カセットを聴いた!」とか「富士急ハイランドのイベントで観た!」とか、「広島ピースコンサートに飛び入りした!」とか・・・。リーダーが清志郎であることというより、タイマーズってどんなバンドなのかという興味のほうが膨らんでいった。後にこの海賊カセット流出の仕掛け人は清志郎本人だったことが判明。最高のアーティストは最強の宣伝家であることを証明した出来事だった。

公式にはタイマーズのデビューがいつなのかは設定されていない。ただ伝説のはじまりはロックの偉大なる歴史が記録していた。本作品に収められている1988年11月13日 横浜国立大学学園祭である。前出の富士急ハイランド(本作品DVD冒頭に収録)は、飛び入りのうえ、まだ正体不明のタイマーズが誰だかわからずにお客さんが放心状態になっていたが、それからわずか3ヶ月の間に事態は急変!寒い季節にもかかわらず、たくさんの人たちがタイマーズ目当てに、夜の野外ステージに集結していた!ヘッドライナーは泉谷しげる with LOOSER、ギターはチャボ!タイマーズは山口冨士夫のあと、3番目だった。RCのような派手な演出もなく、続々とメンバーが出てきて、いきなりギターのTOPPIのあおりがはじまる。ヘルメットの清志郎に唖然としながら、圧倒的なカオスにひきこまれる。パンクをはじめて経験したようなムード。何だかわからない。1曲も聴いたことがないけど、もうのせられている!曲も知らないのに、ただのあおりなのに、1980年の『よォーこそ』のようにのせる!でもRCとは違うノリだ!戸惑っているその瞬間、オープニングナンバーである『タイマーズのテーマ』がはじまり、オーディエンスの熱気が爆発した!1曲1曲が短く、次々、間髪入れずに飛んでくる。黒くうねるようなノリ!パンクでファンクでブルース!洗練を拒否したような、徹底的に清志郎的なものを排除したロックンロール。しかし、本当の清志郎はどっちなのかわからない。どちらでもあり、どちらでもない。誰にも、何者にもつかまらない忌野清志郎の本質を、まだこの時には冷静に受け止められなかった。ただただ圧倒された!RCやソロでは絶対にできないこと、でもどこかで僕たちが待っていた清志郎がそこにはいた。ロックスターではない、バンドマンとしての清志郎。RCサクセションはまだ『COVERS』事件の渦中。誰もが清志郎の声明をほしがっていた最中のタイマーズ登場。情報にまどわされるな!間違った情報に踊らされるな!自分の五感で確かめたことが真実だ!清志郎の放ったメッセージは、2016年の現在、さらに凄みを増したリアルへと増幅されている。

http://www.universal-music.co.jp/the-timers/news/2016/11/10_news/


以下、インフォメーションより

これまでに発表されていたテッド・ジェンセンによってマスタリングされたCDのディスク1に加えて、CDのディスク2、そしてDVDの収録内容が明らかになりました。

ディスク2には、今までCD化されていなかった蔵出し音源全10曲が収録される。1988〜89年の日本やロンドンのレコーディング・セッション音源から、未発表曲、未発表テイクをセレクト。また、ディスク3となるDVDには、THE TIMERSが初めて人前で演奏した1988年8月3日の富士急ハイランドや、ファンの間ではその混乱ぶりも伝説として語られている1988年11月13日の横浜国立大学と1989年11月10日の横浜市立大学での学園祭ライブの模様も収録。

またDVDには、イラストレーターの安斎肇氏が監督した「デイ・ドリーム・ビリーバー」と「ロックン仁義」のPVが2ヴァージョンずつ収録。その1つずつが公開されています。

「ロックン仁義」のPVは安斎肇の初のPV監督作品であり、「デイ・ドリーム・ビリーバー」はスペースシャワーTVが1989年12月に開局した時に1番最初に放送したPVとしても有名なものです。


THE TIMERS - デイ・ドリーム・ビリーバー (Hammock Mix)


THE TIMERS - ロックン仁義
●THE TIMRES 『THE TIMERS スペシャル・エディション』
2016年11月23日発売
5,400円(税込)UPCY-7179

〇CD1
THE TIMERSのデビューアルバム『THE TIMERS』のリマスター盤
リマスタリング by Ted Jensen
オリジナル発売:1989.11.08

〇CD2
蔵出し音源:1988年〜89年の日本&ロンドンのレコーディング・セッション音源から、
未発表曲、未発表テイクをセレクト。
ミックス&マスタリング by Hiroyuki Sanada

〇DVD
蔵出し映像:1988年の横浜国大、1989年の横浜市大のLIVE映像からセレクトされた秘蔵映像収録。
また、「デイ・ドリーム・ビリーバー」PV2タイプ、「ロックン仁義」PV2タイプ、その他映像も収録。

LIVE PARTディレクター;太田旬
MV PARTディレクター:安齋肇

■Disc 1 :CD
01. タイマーズのテーマ
02. 偽善者
03. 偉人のうた
04. ロックン仁義
05. デイ・ドリーム・ビリーバー
06. 土木作業員ブルース
07. 争いの河
08. カプリオーレ
09. LONG TIME AGO
10. 3部作 (イ)人類の深刻な問題 〜 (ロ)ブーム ブーム 〜 (ハ)ビンジョー
11. ギーン ギーン
12. 総理大臣
13. LONELY JAPANESE MAN
14. 税
15. イモ
16. タイマーズのテーマ(エンディング)
17. Walk don’t run
18. 企業で作業
19. ダイナ(嫌煙のダンナ)

Re-mastered by Ted Jensen(Sterling Sound)

■Disc 2 CD
01. 牛肉・オレンジ
02. 石井さん
03. 君の席
04. 総理大臣
05. 久留米の人
06. タッペイくん
07. ピース
08. 彼女の笑顔
09. バイバイ・タイマーズ
10. 不死身のタイマーズ

Mixed and mastered by Hiroyuki Sanada

■Disc 3 DVD

〇LIVE
・楽屋〜ステージ ◆
・タイマーズのテーマ☆
・偽善者☆
・偉人の歌☆
・企業で作業★
・原発賛成音頭☆
・ロックン仁義☆
・デイ・ドリーム・ビリーバー☆
・彼女の笑顔☆
・税★
・イモ★
・タイマーズのテーマ(エンディング)★
・君の席★
・メルトダウン★
・不死身のタイマーズ★

監督:太田旬 MIX:Hiroyuki Sanada
 ◆1988年8月3日 富士急ハイランド
 ☆1988年11月13日 横浜国立大学
 ★1989年11月10日 横浜市立大学

〇MV
・デイ・ドリーム・ビリーバー ①Hammock Mix ②One Time Mix
・ロックン仁義 ①MV ②ウラPV
監督:安齋肇

【アナログ盤も限定再発】
2016年12月14日発売
4,104円(税込) UPJY-9062
リマスター音源/180g重量盤

Side A
1タイマーズのテーマ
2偽善者
3偉人のうた
4ロックン仁義
5デイ・ドリーム・ビリーバー
6土木作業員ブルース
7争いの河

Side B
1カプリオーレ
2 LONG TIME AGO
3ギーン ギーン
4総理大臣
5 LONELY JAPANESE MAN
6税
7イモ
8タイマーズのテーマ
9 Walk don't run