40年におよぶ
細野晴臣の全キャリアを、その音楽活動を長きにわたり見つめてきた鈴木惣一朗が歴代のエンジニアと細野晴臣本人とともに辿る。書籍『細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた(仮) 』がDU BOOKSから12月4日発売予定。
なお、細野晴臣は2016年4月から全国で公開される沖田修一監督の映画『モヒカン故郷に帰る』の主題歌を手掛けることも発表されています。主題歌に起用されたのは、4年ぶりのオリジナル楽曲「MOHICAN」。
●『細野晴臣 録音術 ぼくらはこうして音をつくってきた(仮) 』
以下、インフォメーションより
<内容紹介>
これがポップス録音史だ。
70年代のソロデヴューから最新作まで。
40年におよぶ細野晴臣の全キャリアを、その音楽活動を長きにわたり見つめてきた鈴木惣一朗が歴代のエンジニアと細野晴臣本人とともに辿る。
制作に寄り添ってきたエンジニアだからこそ語れる、細野晴臣の「音づくり」とは?
歌謡曲からフォーク、ロック創世記の音づくり、コンソールの変遷、アナログからデジタルへ。テクノ、ニューウェイヴ、アンビエント、トランス…。激動のレコ―デング発展史と、あらゆるジャンルの音楽を咀嚼してきた細野晴臣。「自分と同業者のために音楽をつくっている」と公言してきた、その録音作品の歩みを、「未来の音楽」のために、エンジニアと細野晴臣本人にインタヴュー。
メジャーな音楽シーンが、ライヴ、配信主導になりつつあり、70年代からすれば夢のようなセルフレコーディングが実現可能になった昨今、細野晴臣という日本を(YMOでは世界を)代表する音楽家の残してきた録音芸術(アルバム)が、どのような時代背景、発想のもとに生まれたのか?
【おもな内容】
吉野金次・・・・『ホソノ・ハウス』
田中信一・・・・『トロピカル・ダンディー』『泰安洋行』
吉沢典夫・・・・『はらいそ』
寺田康彦・・・・『SFX』『メディスン・コンピレーション』
飯尾芳史・・・・『フィルハーモニー』『オムニ・サイト・シーイング』
原口宏・・・・ 『フライング・ソーサー 1947』『ホソノヴァ』『ヘヴンリー・ミュージック』
原真人・・・・ 『ヘヴンリー・ミュージック』
<著者について>
鈴木惣一朗(すずき・そういちろう)
1959年、浜松生まれ。音楽家。83年にインストゥルメンタル主体のポップグループ“ワールドスタンダード"を結成。
細野晴臣プロデュースでノン・スタンダード・レーベルよりデビュー。
「ディスカヴァー・アメリカ3部作」は、デヴィッド・バーンやヴァン・ダイク・パークスからも絶賛される。
近年では、南壽あさ子、ハナレグミ、ビューティフル・ハミングバード、中納良恵、湯川潮音、羊毛とおはな等、
多くのアーティストをプロデュース。2013年、直枝政広(カーネーション)とSoggy Cheeriosを結成。
執筆活動や書籍も多数。95年刊行の『モンド・ミュージック』は、ラウンジ・ブームの火付け役となった。
細野晴臣との共著に『とまっていた時計がまたうごきはじめた』(平凡社)などがある。