ザ・フー(The Who)の
ピート・タウンゼント(Pete Townshend)が涙を流した
オアシス(Oasis)の楽曲は? 英The Times紙のオアシス特集の中で、タウンゼント自身が語っています。
この特集では、オアシスの再結成ツアーを前に、タウンゼントをはじめ多くのアーティストが、オアシスの音楽が自身に与えた影響を振り返っています。
タウンゼントは、特に心に響く曲として「Half The World Away」を選んでいます。
「Half The World Away」はもともと、「Whatever」のB面曲としてリリースされ、後にアルバム『The Masterplan』に収録されました。
また「Half The World Away」は、2000年代初頭のマンチェスターの労働者階級の家庭生活をコミカルに描いた、英国のシチュエーション・コメディ『The Royle Family』のテーマ曲として使用され、タウンゼントもこの番組のファンでした。
タウンゼントはこう話しています。
「オアシスに惹かれたのは、態度よりもリアムの声だった。あの態度に慣れるのに少し時間がかかったし、ノエルの方が、よりエッジが効いた人物だと感じた。
リアムはガールフレンドとザ・フーのライヴによく来てくれて、いつもチャーミングだった。感情的ではないように見せようとしていたが、実は感情が溢れていた。
彼らの曲はビートルズやザ・フー、キンクスから影響を受けつつも、全く新しい場所から来ているような感覚があって、どこから来たのかよくわからない。今こうして話すのは少し気が引けるが、俺を涙させたのがこの曲だ。『The Royle Family』の大ファンだから何度も聴いているが、いつも感動する。彼らの威勢の良さの向こうには、普通のイギリス人の生活を見事に捉えた視点があるんだ」