
Debbie Harry in London in May 2024. Photo: Shane Anthony Sinclair/Getty
ブロンディ(Blondie)は、ドラマーだった
クレム・バーク(Clem Burke)が4月に亡くなり、ギタリストの
クリス・シュタイン(クリス・スタイン/Chris Stein)が健康上の理由で2019年からライヴに参加していません。バンドのヴォーカリストである
デボラ・ハリー(Deborah Harry / Debbie Harry)は米Vanity Fair誌の新しいインタビューの中で「クレムもクリスもステージにいない今、私はブロンディの顔であるにもかかわらず、ブロンディとしてステージに立つ自分の姿を想像することができない」と語っています。
同誌に「これまでのキャリアで最も誇りに思うことは何ですか」と尋ねられたハリーは、こう答えています。
「クリスやクレムとは何年も一緒に仕事をしてきた。特にクリスとは、本当に特別な経験をした。ロック・バンドを50年間続けるのは結婚生活のようなもので、クレムが亡くなり、クリスもステージにいない今、私はブロンディの顔であるにもかかわらず、ブロンディとしてステージに立つ自分の姿を想像することができない。でも音楽には誇りを持っているし、これからも音楽を続けたいと思っています」
バークが亡くなる前、ブロンディは新アルバムの完成間近でした。同じインタビューの中で「あなたは80歳になり、ブロンディの新しいアルバムが完成して秋にリリースされます。そしてあなたとバンドについてのドキュメンタリーと伝記映画も公開されます。これらは新たな挑戦でしょうか?」とも尋ねられ、こう答えています。
「それらは進行中だけど、人生をどのように要約したり、キャプションを付けたりできるのかわからない。きっと奇抜な部分もあるだろうけど、うまくいく何かがあるでしょう。それらをやっていてよかった。自分の考えをまとめるのに役立っています。
壁にぶつかりました。ツアーが終わり、クレムが亡くなり、そして...今、私はどんな空間にいるのか? 私は癒しの過程にある。癒やされている。その一部は、人生でいっぱいになった空間を整理すること。息をして、新鮮な空気を取り入れる必要がある。そして、小さな創造性の火花や驚きを感じたい。その小さな刺激は感じ始めている。それが私の中に残ってくれることを願っています」