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ザ・フーのキース・ムーンが酔っ払って家の電気系統を全部ダメにした際 工事費を代わりに払うと勝手に指名されたエンジニア 夜中に叩き起こされる羽目に

2025/07/03 20:00掲載
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Keith Moon
Keith Moon
ザ・フー(The Who)キース・ムーン(Keith Moon)は、大きなスピーカーキャビネットを持っていたが、酔っ払ってそれをプールに沈めたため、家の電気系統を全部ダメにする。電気工事士を呼ぶが、支払うお金がなかったので、仲の良かったエンジニアのロン・ネヴィソンが代わりに払うと伝え、ネヴィソンは夜中に叩き起こされる羽目に。『Quadrophenia(邦題:四重人格)』のエンジニアであるロン・ネヴィソンは、ポッドキャスト『The Sonic Road』の最近のインタビューの中で、キース・ムーンのことを振り返っています。

「キースに関する話はたくさんあるよ。僕はキースと誰よりも長い時間を過ごしたんだ。アルバム『Quadrophenia(邦題:四重人格)』の制作には本当に長い時間がかかった。8ヶ月だよ。その間、少し休みもあったけど、ピート(タウンゼント)は二人の幼い娘がいて、ロジャー(ダルトリー)は田舎に住んでいて、ジョン・エントウィッスルにも家族がいた。キースは1人だったし、僕も当時独身で一人だったから、彼はよく僕を街に連れ出してくれた。彼のリムジンに乗ってトランプ・クラブに行ったりしたよ。キースとはよく行動を共にした。他の誰よりも彼と過ごす時間が多かったんだ」

キャデラックをプールに突っ込んだ有名な事件でムーンを手伝ったか尋ねられたネヴィソンは「いいえ」と答えましたが、ムーンに関する別のエピソードを思い出しました。

「あれはLAでの話で、僕は関わってない。でも...僕はビバリーヒルズに住んでいて、1977年か78年だったと思う。彼が亡くなったのは77年か78年だよね(※1978年9月没)。寝ていたらドアをノックする音がして、電気工事士がいた。朝の3時に起こされて“キースがあなたが払ってくれるって言ってました”と言われたんだ。

彼は...Suhrの大きなスピーカーキャビネットを持っていて、酔っ払ってそれをプールに沈めたため、家の電気系統を全部ダメにしたんだ。彼は電気工事士を呼んだけど、支払うお金がなかった。それで“プロデューサーの家に行け”と言って、彼を僕の家に送り込んだんだよ」