ザ・フーのピート・タウンゼント、ザック・スターキーの解雇を巡る一連の騒動について自身の考えを語る

ザ・フー（The Who）のピート・タウンゼント（Pete Townshend）はThe i Paperの新しいインタビューの中で、長年バンドを支えてきたザック・スターキー（Zak Starkey）の解雇を巡る一連の騒動について自身の考えを述べています。スターキーは解雇され、一時的に復帰したものの、最終的には再び解雇されるという混乱が、わずか数週間の間に起こりました。

「本当に大変なことになってしまった」とタウンゼントは話しています。

事の発端は、ザ・フーが3月末に出演したロイヤル・アルバート・ホール公演でのスターキーの演奏にロジャー・ダルトリーが不満を示したためだと言われていますが、その公演での出来事について尋ねられると、タウンゼントはこう話しています。

「俺には何も問題があるようには見えなかった。長い間一緒に演奏していなかったバンドがそこにいただけだよ。でも、おそらく音響の問題だったんだと思う。その結果、俺はサウンドマンを失ってしまった。

ロジャーはただ道に迷っただけだと思う。ロジャーは今、難しいんだ。ロジャーについて何か言うと彼に怒られるから、発言には気をつけなければならない。次は俺がクビにされるかもしれない。でも、だからといって彼がザックをクビにしたというわけではない。それはロジャーと俺で一緒に決めようとしたことだけど、ちょっと手に負えなくなってしまったんだ」

スターキーを解雇する決断が難しかったかどうか尋ねられると、タウンゼントは少し間を置いてこう答えています。

「正直、俺は彼の大ファンというわけじゃなかった。俺が彼をバンドに誘ったわけじゃない。ロジャーが誘ったんだ。その時、なぜロジャーがザックを選んだのか、俺にはよく分からない。でもザックはもう一人のキース・ムーンのような存在だ。彼には本当に素晴らしい面もあれば、本当に大変な面もある。

ザックがいなくなるのはとても寂しい。でも実際のところ、この物語がどうなっているのか、さっぱり分からない。本当に分からないんだ」