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ジョニー・キャッシュ+リック・ルービンのアメリカン・レコーディングス・シリーズ ロバート・パーマー「恋におぼれて」のカヴァーにも挑戦していた

2025/06/11 19:52掲載
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Robert Palmer / Addicted To Love
Robert Palmer / Addicted To Love
ジョニー・キャッシュ(Johnny Cash)がプロデューサーのリック・ルービン(Rick Rubin)と組んで制作したアメリカン・レコーディングス・シリーズからは、ナイン・インチ・ネイルズ「Hurt」などの名カヴァーが生まれましたが、すべてが成功したわけではありませんでした。ルービンはキャッシュにロバート・パーマー(Robert Palmer)「Addicted to Love(邦題:恋におぼれて)」を歌わせたかったそうで、挑戦するものの、最終的にうまくいかずに、お蔵入りになってしまったと、レコーディングに参加したベンモント・テンチ(Benmont Tench)が、Vultureの新しいインタビューの中で振り返っています。

「パズルはいつも完成するわけじゃない。リックはジョニーと一緒にロバート・パーマーの“Addicted to Love”をカヴァーしたかった。もちろん、オリジナルのポップ・ヴァージョンとは全然違って、アメリカン・レコーディングスのスタイルで。それでも、俺は“さすがに無理だろ”と思ったのを覚えてる。俺たちは真剣にやってみたし、ジョニーも真摯に歌ってくれた。うまく歌ってくれたよ。でも、あの曲を知ってる人なら予想通りの結果になった。♪Might as well face it, you're addicted to love(しっかりと向き合った方がいい、君は恋に溺れている)という歌詞。結局ジョニーは“これはダメだ”と言った。誰も落ち込んだり恥ずかしがったりしなかった。試してみたけどうまくいかなかった、じゃあ次に行こう、って感じだったよ」