
Brian Eno photo: Cecily Eno
ブライアン・イーノ、マッシヴ・アタック、プライマル・スクリーム、アニー・レノックス、ウルフ・アリスなどのミュージシャンをはじめ、俳優、映画監督、サッカー選手、テレビ司会者、物理学者など、300人以上の著名人が、英国のキア・スターマー首相宛てに連名で署名し、「ガザで起きている惨事に英国が加担していることを終わらせるため、直ちに行動を起こす」ことを要請しています。
難民支援団体「Choose Love」が企画したこの書簡には、俳優のベネディクト・カンバーバッチ、リズ・アーメド、マキシン・ピーク、映画監督のダニー・ボイル、アシフ・カパディア、『ブラック・ミラー』のクリエイターであるチャーリー・ブルッカー、元イングランド代表サッカー選手のゲイリー・リネカー、テレビ司会者のダーモット・オリアリー、ローラ・ウィットモア、物理学者ブライアン・コックスなどのほか、医師、学者、支援団体、ホロコースト生存者のスティーブン・カポスも署名しています。
書簡の本文は次のように始まっています。
「キア・スターマー首相へ
私たちは、ガザで起きている惨事に英国が加担していることを終わらせるため、直ちに行動を起こすことを強く求めます。
現在、ガザの子どもたちが飢えに苦しむ一方で、食料や医薬品がわずか数分先の国境で止められています。言葉だけではパレスチナの子どもたちを救うことはできません。私たちには行動が必要です」
この書簡は、以下の3つの具体的な行動を求めています。
1. イスラエルへの英国製武器販売の即時停止
2. 経験豊富な援助機関による人道支援のアクセスの即時許可
3. 英国政府が停戦仲介に尽力することを約束すること
文章にはこう書かれています。
「武器の供給が行われるたびに、我が国は直接的に彼らの死に加担していることになります。
すでに1万5,000人以上の子供が殺害され、その中には少なくとも4,000人の4歳未満の子どもが含まれています。子供たちが眠っていた寝室、家族で食事を共にした台所、学びの場所だった学校――そのすべてが、英国が傍観している間に瓦礫と化しています。
“容認できない”と言いながら武器供給を続けることは許されません。
この状況が続く限り、また新たな子供の命が私たちの目の前で失われます。この共犯関係は不可避なものではありません――選択の問題なのです。首相、あなたはどちらを選びますか?
歴史は道義的な明確性が問われる瞬間に刻まれます。今がまさにその時です。世界は見ており、歴史は決してこのことを忘れないでしょう」
書簡はこう締めくくられています。
「首相、あなたはどちらを選ぶのですか? 戦争犯罪への共犯ですか、それとも行動する勇気ですか?」