ニュー・オーダー(New Order)は2015年の『Music Complete』を最後にスタジオ・アルバムをリリースしていません。10年が経ちましたが、新作はリリースされないのでしょうか? フロントマンの
バーナード・サムナー(Bernard Sumner)はロサンゼルス・タイムズ紙の新しいインタビューの中で、リリースされない理由を語っています。
サムナーは、バンドは現在、これまで以上に「成功している」と考えており、その要因はいくつかありますが、その一つに団結力を挙げています。
「初期の頃は、よく失敗して、それがライヴにも影響していた。昔は良いパフォーマンスをした時は、その素晴らしさを祝ったが、次の日は祝いすぎてひどいパフォーマンスになってしまったんだ。
僕たちの人気は、減るどころか本当に増えている。普通は減るもんなんだけどね?(笑)」
ニュー・オーダーは、米国の80年代リバイバル・フェスティバル<Cruel World Festival>の2025年版でヘッドライナーを務めます。このフェスは安定した観客動員数を維持していますが、サムナーはこう言っています。
「この時代の音楽には需要がある。そうでなければ、彼らは開催しないだろうからね。この時代の音楽には魂があるんだよ、本当に魂があるんだ」
今後のリリースについてですが、サムナーはニュー・オーダーが新しいアルバムを最近制作しているという噂を否定しました。
サムナーによると、新しい曲がリリースされない理由は「再び曲を書くことへの全体的なモチベーションにある」そうで、メンバーの中には書きたいと思っている人もいますが、他のメンバーは「あまり乗り気ではない」そうで、サムナーも「僕もその一人」と話し、「本当に言えるのはそれだけ」と付け加えています。