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『きかんしゃトーマス』パイロット版のオリジナル35mmフィルム発掘 リンゴ・スターがナレーションする2025年レストア版公開

2025/05/10 06:03掲載
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"Down the Mine" | Original 1983 Pilot Fully Restored | Thomas & Friends
『きかんしゃトーマス』パイロット版(1983年)のオリジナル35mmフィルムを発掘。新たにレストアされ、初代ナレーターであるリンゴ・スター(Ringo Starr)がナレーションする2025年ヴァージョンが完成。原作出版80周年を記念して、『きかんしゃトーマス(Thomas & Friends)』の公式YouTubeチャンネルで初公開されています。

『きかんしゃトーマス』のパイロット版は1983年に制作。原作第8巻「大きな機関車ゴードン」収録話『ちんぼつしたトーマス(Down the Mine)』を映像化しています。

今回の2025年ヴァージョンでは、リンゴ・スターが当時収録した未公開ナレーションを加え、さらに長年シリーズの作曲を担当してきたマイク・オドネルが手掛けたテーマ曲の少し異なるオリジナルアレンジも聴けます。

40年以上前に撮影されたパイロット版の35mmフィルムは偶然発見されたという。2010年から2020年まで同シリーズの制作を担当したイアン・マキューは、BBC Radio 4の番組『Today』に出演し、チームが「倉庫に保管されていた古いフィルム缶を偶然発見し、大きな愛情と手間をかけて修復した」と話しています。

マキューはさらにこう続けています。

「もしパイロット版を作っていなかったら、いろいろな初期の問題があっただろうことが見て取れると思います。パイロット版を作成し、シーズン1開始時にすべてが問題ないよう確認したことは、非常に賢明な判断でした。

パイロット版やテスト作品としても、あの愛らしく、クラシックで、時代を超越した物語を持っていると思います。声も含めて、すべてが本当に魅力的です」