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デッド・ケネディーズにジェロ・ビアフラが復帰することはあるのか? 実現しない責任はビアフラにあるとイースト・ベイ・レイは主張

2025/05/09 17:43掲載
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Dead Kennedys, courtesy of Reybee, Inc.
Dead Kennedys, courtesy of Reybee, Inc.
デッド・ケネディーズ(Dead Kennedys)にオリジナル・ヴォーカリストのジェロ・ビアフラ(Jello Biafra)が復帰することはあるのでしょうか? ギタリストのイースト・ベイ・レイは米Guitar Worldの新しいインタビューの中で、自身とベーシストのクラウス・フローライドは「何の問題もない」が「ビアフラが俺たちへのオファーをすべて断っている」と、リユニオンが実現しない責任はビアフラにあると主張しています。

イースト・ベイ・レイはこう話しています。

「それは俺やクラウス(フローライド)の問題ではない。拒否しているのはビアフラの方で、俺たちへのオファーをすべて断っているんだ。俺たちは何の問題もない。彼は金庫に手を突っ込んだことがバレたくせに、捕まった責任を俺たちになすりつけようとしているが、そもそも手を突っ込むべきではなかったんだ」

デッド・ケネディーズのメンバーは2000年、ビアフラに対してロイヤルティの支払いを拒否したとして訴訟を起こしました。ビアフラは敗訴し、バンドに未払いのロイヤルティと賠償金を支払うよう命じられました。

イースト・ベイ・レイはまた、1978年の結成から1986年の最初の解散まで、ビアフラがほとんどの曲を一人で書いたという神話にも反論しています。

「俺たちはバンドで一緒に曲を書いていた。俺たちの間のケミストリーのおかげで、2+2が5になるような感じだった。俺たちの中にデッド・ケネディーズより大きなソロキャリアを持った奴はいない。それは、才能ある人たちが集まって、それぞれの力をはるかに超える何かを生み出したということを示していると思うんだ。

ジェロが曲を持ち込んだわけじゃない。彼がすべての曲を自分が書いたという神話を作り上げたことは知っているが、もし本当にそうなら、なぜ彼はバンドを離れた後、何も大きなことを成し遂げなれなかったのか?

イギーはザ・ストゥージズを脱退してキャリアを築いたし、ルー・リードもヴェルヴェット・アンダーグラウンドを経て、モリッシーもザ・スミスを経てキャリアを積んだ。では、ビアフラのソロキャリアで素晴らしい曲はどこにある?

曲は様々な方法で書かれた。“Holiday in Cambodia”はリハーサルスタジオでのジャムセッションから始まったんだ。他にも、俺がリフのアイデアをカセットに録音して、ビアフラがノートから歌詞を見つけたりしたこともあった。クラウスも重要だった。彼はバンドの中で最も訓練を受けたミュージシャンで、曲をまとめるのが上手かった。ほとんどの曲は一人で書かれたものではないんだ」