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特集「YMO 1979」&「RCサクセションの初期」 『レコード・コレクターズ 6月号』発売

2025/05/09 10:39掲載
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レコード・コレクターズ 2025年6月号
レコード・コレクターズ 2025年6月号
『レコード・コレクターズ 6月号』の特集は「YMO 1979」。YELLOW MAGIC ORCHESTRAが1979年に行ったワールドツアーの音源・映像のボックスセット『YMO 1979 TRANS ATLANTIC TOUR LIVE ANTHOLOGY』にあわせ、このツアーの全貌に迫ります。もう1つの特集は「RCサクセションの初期」。今回は、そのキャリアの中にあって雌伏の時代ともいえるフォーク・トリオ期を軸に、ブレイク前のRCサクセションだけが持っていた、ユーモラスでありながらも悲痛な、孤高の音楽を掘り下げます。5月15日発売。
■『レコード・コレクターズ 2025年6月号』
5/15発売 ¥930 税込

A5判224ページ/2025年6月1日発行[雑誌19637-6]

<内容>

【特集】 YMO 1979

1978年にデビューしたYMOは、翌79年8月にはロサンゼルスのグリーク・シアターで初の海外公演を行ないました。続けて秋からはワールド・ツアー“TRANS ATLANTIC TOUR”を敢行。それらの模様は日本でも伝えられ、YMOのブレイクに繋がりましたが、ライヴでの編成や演奏内容も前例のない画期的な試みでした。サポート・メンバーも交え熱気に溢れたパフォーマンスが映像も含むボックスとしてまとめられたこの機会に、そのツアーの全貌に迫ります。

■ 79年の活動をふり返る(立川芳雄)
■ 松武秀樹インタヴュー〜重要な役割を果たしたコンピュータ・プログラマーが語る79年ツアーの逸話の数々(小山守)
■ 巨大な成功への端緒となった旅を証言や記録で追う(田山三樹)
■ 1979年とはどんな年だったか(北中正和)
■ 熟練のプレイヤーがマシンと同期して生まれた新しいグルーヴ(鳥居真道)
■ アルバム・ガイド 1978-1980(宗像明将、村尾泰郎、安田謙一)
■ 『YMO 1979 TRANS ATLANTIC TOUR〜LIVE ANTHOLOGY』解説(武田昭彦)
■ 多様な人脈の交点から生まれた運動体(柴崎祐二)


【特集】 RCサクセションの初期

デビュー55周年を迎えたRCサクセション/忌野清志郎が歩んだ歴史は華やかな瞬間で彩られていますが、すべてが順調だったわけではありません。今回は、そのキャリアの中にあって雌伏の時代ともいえるフォーク・トリオ期を軸に、ブレイク前のRCサクセションだけが持っていた、ユーモラスでありながらも悲痛な、孤高の音楽を掘り下げます。

■ 早すぎたフォーク・ユニットから稀代のロック・バンドへ(原田和典)
■ 泉谷しげるインタヴュー〜活動初期フォーク時代をファンとして、共演者として間近で体験した証人に聞く(志田歩)
■ 初期のRCサクセション・アルバム・ガイド(近藤康太郎、澤部渡、松永良平、湯浅学)
■ そのほかの重要音源/映像紹介(馬飼野元宏)
■ デビュー55周年記念企画の最新リリース紹介(ヒロ宗和)


□ ピンク・フロイド
遂に発見されたオリジナルのネガをリストアしあるべき姿に甦った『ピンク・フロイド・アット・ポンペイ』(坂本理)
□ イエス
代表作『危機』のスーパー・デラックス・エディションが登場(犬伏功)
□ タンジェリン・ドリーム
ポピュラー音楽史におけるマイルストーン『フェードラ』の50周年記念盤(石川真男)
□ ダイアー・ストレイツ
バンドのイメージを一新した大ヒット・アルバム『ブラザーズ・イン・アームズ』40周年記念エディション(青山陽一)
□ ラッシュ
待望の初CD化が叶ったデビュー・シングルをはじめ多数のレア音源を含む4枚組アンソロジー『ラッシュ50』(杉原徹彦)
□ タルサを訪れる
ボブ・ディラン・センター創設で注目を浴びる“ロックの聖地”を巡る(加藤正人)
□ 『CROSSOVER CITY』
再評価高まる日本のフュージョンを取り上げたコンピレーションがリリース(近藤正義)
□ アンディ・サマーズ&ロバート・フリップ
オリジナル・アルバム2作のリミックス音源に未発表音源集とブルーレイをセットにした4枚組(立川芳雄)
□ キッス
オフィシャル・ブートレグ・シリーズの第6弾はブルース・キューリックが正式加入した直後のテキサス公演(舩曳将仁)
□ スパークス
インタヴュー〜結成以来、半世紀以上を経て今もなおフレッシュな通算28作目の新作(小山守)
□ キャメル
レア音源/別ミックス/映像などを追加した2CD+ブルーレイの拡張版4タイトル(松井巧)
□ ブルー・ノートSACDハイブリッドセレクション 第4弾
名ジャズ・レーベルのリイシュー・シリーズからさらに5タイトルが発表(後藤幸浩)
□ ジャズ・アナログ・レジェンダリー・コレクション
抽象性が蠢くエレクトリック・ジャズの名作2タイトル『ビッチェズ・ブリュー』『ススト』の最新アナログ盤(出田圭)
□ “JAZZ革命”
ヴァラエティ豊かなジャズ作品を再発する新シリーズが登場(土佐有明)
□ 『CROSSOVER CITY』名盤復刻シリーズ
コンピレーションと連動したアルバムをリイシューする企画からの4タイトル(ガモウユウイチ)
□ 『アストル・ピアソラ 闘うタンゴ 完全版』
特大ヴォリュームで綴るタンゴの巨人の研究書(松山晋也)


REGULAR CONTENTS
◆リイシュー・アルバム・ガイド
国内外でリリースされた幅広いジャンルの旧音源コンピレーションや再発アルバム、映像作品をくわしく紹介。音楽そのものはもちろん、リマスターやパッケージの出来にまでこだわって、豊富な知識をもつ執筆陣が徹底チェックします
*今月のリリース情報…紙ジャケット、生産限定盤などの予定も可能な限りお伝えします
*ニュー・アルバム・ピックアップ…ヴェテランの新作から注目の新人まで、編集部が選んだおすすめの新録アルバム
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評、コンサート情報など
◆[連載]ミュージック・ゴーズ・オン〜福原音(柴崎祐二)/ブリティッシュ・ロックの肖像(富岡秀次)/矢野誠の点と線(除川哲朗)/スティーヴ・クロッパー・リメンバーズ(稲葉光俊)/リッスン・ナウ! フィル・マンザネラ(田山三樹)/大鷹俊一のレコード・コレクター紳士録/ちょっと一服(コモエスタ八重樫)/DJフクタケのゆるみっくす7”/ウィ・ヒア・ニュー・サウンズ(武田昭彦)/赤岩和美の海外盤DVD&Blu-rayロック映像情報/初盤道(真保安一郎)/和久井光司のアナログ奇聴怪会/Legendary LIVE in U.K.(写真=イアン・ディクソン)