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ジョン・ライドンが引退しない理由「ローリング・ストーンズは引退すべきだが、俺は曲のアイデアが尽きたわけではない。そこが違うんだ」

2025/05/08 17:10掲載
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John Lydon
John Lydon
セックス・ピストルズ(Sex Pistols)パブリック・イメージ・リミテッド(Public Image Ltd/PiL)ジョン・ライドン(ジョニー・ロットン/John Lydon)は、なぜ引退しないのかを説明する中で、「ローリング・ストーンズは引退すべきだが、俺は曲のアイデアが尽きたわけではない。そこが違うんだ」と、ローリング・ストーンズはキャリアに終止符を打つべきだと話しています。

英TV番組『Good Morning Britain』の新しいインタビューの中で、司会のエド・ボールズは、ライドンが以前に同番組に出演したときのことを振り返りました。当時ライドンは、最愛の妻ノラ・フォスターが認知症の闘病の末に亡くなり、その8ヶ月以内には、彼のマネージャーで最良の友人だったジョン・ランボ・スティーブンスも亡くなりました。2人の死はライドンに「二度とツアーはしない」と宣言させるきっかけとなりましたが、その後、ライドンは引退の話を撤回しました。

ライドンは番組で引退の話を「それは認知症のせいさ、その部分は忘れてた」と冗談を言って笑い飛ばしています。そして、こう続けて、自分の芸術活動をできる限り続けるつもりだと強調しています。

「前にも言ったように、引退して、ただ座っているなんて俺らしくない。俺はそういう人間じゃない。ローリング・ストーンズは引退すべきだが、俺は曲のアイデアが尽きたわけではない。そこが違うんだ」

ライドンは冗談めかした表情を浮かべながら「音楽愛好家を怒らせたようだ」と言うと、司会のスザンナ・リードは「あなたが人を怒らせることを気にしているとは思えない」と返します。それを受けて、ライドンは再びストーンズを皮肉って、「もちろんそんなことはない。音楽愛好家とローリング・ストーンズを比べるなんて馬鹿げている」と付け加えています。