
Sammy Hagar - Kayla Oaddams/Getty Images
サミー・ヘイガー(Sammy Hagar)は20歳ぐらいの頃、
フランク・シナトラ(Frank Sinatra)に命を救われたことがあったという。ヘイガーは、ラスベガスのパークMGMでのソロ・コンサートの中で、ステージ上から当時のエピソードを観客に語っています。
「当時、俺は小さなバンドを組んでいて、バンに乗ってラスベガスに向かった。どこかのバーでライヴができるんじゃないと思ってさ。
途中で、ある男に会って、“お前たち、なかなかいいじゃないか”と言われた。で、オーディションを受けたら、そいつが“俺はフランク・シナトラの下で働いている。今夜、彼に会いに来ないか?”と誘われたんだ」
ヘイガーはすぐに同意しました。そのチャンスを逃すわけにはいかなかったからです。短い対面の間、シナトラはマティーニを飲みながらタバコを吸っていたという。ヘイガーが歌手志望だと知ったシナトラは彼をステージに招くことにしました。
「俺はその会場にいて、彼は俺が知らない曲を歌い始めた。そして俺を呼んだ。(ステージに招かれたが)その曲は知らなかった。俺は20歳だった。俺は走り回って、テーブルに飛び乗って、観客の中に入って、全力で盛り上げた。フランクはただ俺を見ていた。彼は仲間たちに目を向けて、彼らは俺をステージから引きずり下ろそうとしていた」
しかしフランクはヘイガーを続けさせたという。ライヴの後、ヘイガーはシナトラの楽屋前で再会を望んでいたが、シナトラが現れなかったため、ヘイガーは帰ることにしました。
「裏口から出ようとしたら、男たちが襲いかかってきて、めちゃくちゃ殴られた。死ぬかと思ったよ。そしたら、フランクが出てきてドアを開けて(指を振りながら)“もうやめろ”と言ったんだ」
男たちはすぐに暴行をやめました。
「(シナトラは)俺の命を救ってくれたんだ」