バウハウス(Bauhaus)の
ピーター・マーフィー(Peter Murphy)は英Mojo誌の新しいインタビューの中で、バウハウスの復活の可能性、「ゴッドファーザー・オブ・ゴス」という呼び名について、なぜゴスは今も続いているのか?、子供の頃に逆さまになって家でテレビを見ていたのは本当? ハゲの人へのアドバイスや励ましの言葉、インタビューで一度も話したことのないことを語っています。
Q:バウハウスは死ぬことを拒否しているようです。また起こり得るのでしょうか? また、人々はバウハウスのサウンドにあるレゲエの要素を過小評価しているのでしょうか?
「バウハウスは最初から静止するために作られたわけではなかった。まるでフランケンシュタインのような脈動を持っていたんだ! ぎこちなくて、電気的で、独自の方法で止まることを知らない存在だった。今はそれをは懐かしい気持ちで見ているが、それと同時に、長い時間を置いて初めて得られるような冷静な視点も持っている。人々は確かにレゲエの影響、ダブの空間、リズム感を見落としがちだ。それはいつも低音域やビートの間の空間に存在していた。その緊張感こそが、バウハウスを機能させていたんだ。
また起こり得るか?おそらくないだろう。ただ、そうは言っても“絶対にない”とは言わないことを学んだ。ただ、それが起こるとしたら、ノスタルジーではなく、本物の誠実さから生まれる必要があるだろう」
Q:「ゴッドファーザー・オブ・ゴス」という呼び名についてどう思いますか? また、なぜゴスは今も続いているのでしょうか?
「“ゴッドファーザー・オブ・ゴス”というのは、俺はいつもジャーナリストが使う手っ取り早い表現だと捉えている。間違ってはいないが、単純化しすぎている。バウハウスはシーンから生まれたわけではなく、むしろ一つのシーンを生み出したのかもしれない。少なくとも導火線に火をつけた存在だ。俺はラベルに縛られたことは一度もない。ゴスが続いているのは、影を見ることに対して謝罪しないから。美しさと闇の複雑さを、それを解決する必要なく、そのまま受け入れているから。だからこそ、感受性が強すぎる人たちにずっと響くのだと思う… 俺はその呼び名を気にしない。むしろ光栄に思っている」
Q:子供の頃、本当に逆さまになって家でテレビを見ていたのですか?
「本当だ。ソファの背もたれに足を引っかけて、血が頭に上る感じだった。そうすると、見ているもののリズムがまったく変わるんだ。逆さまの『フリントストーン』は、ずっと面白くなる。自分の視点がずれていると、その馬鹿らしさがより意味を成すんだ」
Q:ハゲの人に何かアドバイスや励ましの言葉はありますか?
「堂々と受け入れてくれ。帽子がよく似合うし、もう変な寝癖を心配する必要もない。ハゲは妥協ではなく、まさに王冠。光の当たり方も違うし、正直なところ、より空気抵抗が少ないので、精神的な伝達に適している」
Q:インタビューで一度も話したことのないことを教えてください
「三つ教えよう。家にとても太った猫がいる。キツネに足を噛まれたことがある。窓から入ってきた病気のコウモリを治したことがある」