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セックス・ピストルズのジョン・ライドン、ザ・クラッシュを好きになれなかった主な理由はジョー・ストラマーにあると語る

2025/04/16 19:30掲載
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John Lydon
John Lydon
セックス・ピストルズ(Sex Pistols)での活躍でも知られるジョン・ライドン(ジョニー・ロットン/John Lydon)が、ザ・クラッシュ(The Clash)を好きになれなかった主な理由はジョー・ストラマー(Joe Strummer)にあるという。ナイジェル・カーの新しいインタビューの中で話しています。ライドンは、ストラマーが自身のイメージをすべて偽っていたと考えているようです。

「ストラマーの声が俺をひどくいらだたせるんだ。それに、奴の偽りの苦悩とか“last war”とかいうくだらない戯言もな。奴がやっていたのは分断を生み出すことだった。だから俺は当時みんなにこう言ったんだ。“俺が欲しいのは、君たちの中流階級の経験を教えてもらって、それを共有することなんだ。君たちが俺たちの仲間を真似る必要はない”とね。ここで言う“俺たち”ってのは、俺の仲間、俺の文化のことだ。公営住宅の外で写真を撮ったりしてさ、まるでそれが誠実さの証みたいに。勘弁してくれ!」

ライドンは、ザ・クラッシュの他のメンバーに対しては、ずっと敬意を払っていると述べています。

「いいかい、ミック・ジョーンズは世界で最も素晴らしい人物の一人だ。ベース(のポール・シムノン)もな。素晴らしい連中さ、本当に。最高だよ。」

さらにライドンは、ストラマーが実際にどのように政治色の強い歌詞を書いたのかを語っています。ストラマーとは、よく会っていたかと尋ねられたライドンは、こう答えています。

「あいつはよくうろついていたよ。ひどい状況も目にしたこともあった。例えば、やって来たと思ったら、6時のニュース番組を見るために座ってメモ帳を広げていた。あれはきっと(ザ・クラッシュのマネージャー)バーナード・ローズが彼に反逆の曲の書き方を教えたんだと思ったよ。彼は解説からキャッチフレーズを抜き出していたんだ。“Sten Guns in Knightsbridge(ナイトブリッジにステンガンが現れる)”(1977の歌詞より)。“London Calling”、おいおい、あれは消防隊についての曲だろ」