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スティーヴ・ヴァイの全機材がドバイに輸送中に紛失した際 ヴァイのギターテックがその場を救う 当時を回想

2025/02/06 18:34掲載(Last Update:2025/02/06 21:43)
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Steve Vai
Steve Vai
スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は一夜限りのコンサートを行うためにアラブ首長国連邦のドバイに到着したが、機材がまったく届かないトラブルが発生。翌日に公演が控えているがギターもアンプもペダルも何もない。ヴァイのギターテックは“The Show Must Go On(※一度始めてしまったら、何があっても続けなければならない)”の精神で奮闘。わずか4時間でフルセットの機材を調達し、無事公演を成功させる。ヴァイのギターテックを務めるダグ・マッカーサーはBOSSの最近のインタビューの中で、彼が真のヒーローとなったこの公演について振り返っています。

「本当に奇妙な機材関連の瞬間に何度か遭遇したことがあるよ。その瞬間は恐ろしいものだけど、20分後には笑い話になる。良い話になり、学ぶ絶好の機会になるんだ。

僕らはコンサートをするためにドバイに行った。ロサンゼルスからロンドン経由で飛んだんだけど、機材はまったく届かなかったんだ。

中東に着いたのは真夜中の午前1時頃。ライヴは翌日なのに機材がない!ライヴをキャンセルするつもりはなかったけど、ギターもアンプもペダルも何もない。問題は、スティーヴ・ヴァイのためにどうやってライヴを成功させるか、ということだった。

幸いにも、機内持ち込み荷物として持っていた機材と、現地の楽器店を回って手に入れた機材、それにIbanezの担当者のおかげで、サウンドチェックと本番を行うのに十分な機材を4時間ほどでかき集めることができた。

素晴らしいライヴだったよ!でも、あれは僕が考えつく限り最も厳しい試練の瞬間だった。世界の遠く離れた場所に行き、ライヴを成功させるために、急遽すべてをまとめなければならなかったんだからね。

大変だったけど、終わった後は最高だった。ライヴの後、スティーヴと僕はソファに座って、ただお互いを見つめ合いながら“今起こったのは本当のことだったのか?”と話したのを覚えているよ」