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ボン・ジョヴィのフィル・X 過去曲に敬意を払うことが重要 「技術的に難しいものはないが、意図された感情を表現するのが難しいこともある」

2025/02/04 17:46掲載
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Bon Jovi
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ボン・ジョヴィ(Bon Jovi)のギタリスト、フィル・X(Phil X)はバンドに参加して10年以上経った今でも、「ギター演奏に関しては、技術的に難しいものはないけれど、意図された感情を捉えて表現するのが難しいこともある」という。ボン・ジョヴィの過去曲に敬意を払うことが重要だという。その理由をポッドキャスト「UCR Podcast」の最近のインタビューの中で語っています。

「ギター演奏に関しては、技術的に難しいものはないけど、意図された感情を捉えて表現するのが難しいこともある。

完璧な例が“Bed of Roses”の冒頭だ。誰でもその音を弾くことができるけど、ジョン(ボン・ジョヴィ)の声が歌詞を歌う直前にその音を奏で、その感情を表現することが重要なんだ。そうしなければならないと思っていた。“覚えて演奏すればいいだけ”とは思えず、“このパートは覚えて演奏するだけというわけにはいかない”と思った。このパートはすごく重要。ピアノと高らかに響くギターだけで、適切な音色で、適切なフィーリングで、ゆったりとしたビートでなければならない。そういうのは確かに時々難しい。歌いながら弾くパートもあるし、それも少し難しいかもしれない。

音楽に入り込み、その一部にならなければならない。いつも言っていることだけど、もしリッチー(サンボラ)がスコープのこちら側にいて、フィルXがスコープの向こう側にいるとすると、真ん中にいる男が毎晩現れて素晴らしい演奏を披露しているんだ。僕はリッチーのようには演奏できないし、フィル・Xの要素は(ボン・ジョヴィには)強すぎる。だから、この男はそういう存在であり、2人とは違うんだよ」

長年バンドに所属してきた今、彼は自分が選んだ道にとても満足しています。

「正しい決断だったと思うし、すべては敬意の問題なんだ。

バンドに敬意を払わなければならない。僕はリッチーに敬意を払っているし、曲にも敬意を払っている。もちろんファンにもね!“Livin on a Prayer”や“Wanted Dead or Alive”でソロを変えることはできない。それを変えることはできない。僕はレコーディング通りにやる。ライヴ・ヴァージョンもスタジオ・ヴァージョンも聴くけど、“Born to Be My Baby”のソロは素晴らしいよね。どういうわけか、リッチーはまだバンドにいた頃、ソロを変えていたけど、それができるのは彼がオリジナルだから。僕はそうはしない。レコーディング通りにやるよ!だって、この曲は僕にそう語りかけてきたんだから。

“Keep the Faith”のような曲では、ライヴで自分の力を試してみることができる。“This House is Not for Sale”のような新しい曲もあるし、ステージでコーダ(※楽曲のエンディング部分)を演奏することもある。これは僕が自分らしく、フィルXとして演奏できる瞬間なんだ。本当にワクワクするよ。それについて多くのコメントをもらう。本当にクールなんだ。みんな“君が伸び伸びと演奏しているのを聴くのは本当にクールだ”と言ってくれている。やるべきことをやるだけさ」