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ネイザン・イースト、もう少しでダフト・パンクの素顔を全世界に公開するところだった 「Get Lucky」逸話語る

2025/01/24 13:26掲載
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Nathan East
Nathan East
ダフト・パンク(Daft Punk)のヒット曲「Get Lucky」のレコーディングに参加したベーシストのネイザン・イースト(Nathan East)は、もう少しでダフト・パンクの素顔を全世界に公開するところだったという。レコーディング当時、スタジオでの写真をSNSに投稿する直前に彼らから「ダメダメダメ!」と止められたという。Vertex Effectsの新しいインタビューの中で、「Get Lucky」のレコーディングについて振り返っています。

「彼らは僕に連絡してきて、レトロなものを狙っていると言っていた。スタジオの奥には古いシンセがたくさん用意されていて、ローランドの古いシンセもあった。まるでタイムカプセルのようで、あの日、あの時代に戻ることができて、楽しかったよ!

スタジオには5種類の異なる録音装置があった。アナログマシンもあれば、デジタルリールツーリールもあり、Pro Toolsもあった。それらすべてで録音して、最終的に一番良い音のものを選んでいたんだ。

コンウェイ(ロサンゼルスのレコーディング・スタジオ)で2週間ほどスタジオにこもって録音作業を行った。歌詞がなかったので、何を録音しているのかまったくわからなく、素晴らしいグルーヴだけがあった..。

“Get Lucky”を録音した後、その音源はニューヨークに戻って、ナイル・ロジャースが自分のパートを加えた。ファレルが歌詞を書き、再び聴いたとき、僕は“ちょっと待って。もう一度やりたい!”と思った。ナイルの音は本当に“シック”のサウンドだったから、バーナード・エドワーズの完コピをしたいと思ったんだよ。

それで、彼らはテープとPro Toolsをオンにして、録音を開始した。数テイク録音し、エンジニアが編集作業を行った。でもグラミー賞の後に、エンジニアの一人が“君のテイクで使ったのは最初から最後まで1つだけだよ”と言っていた。僕はラッキーだったんだと思うよ」

スタジオでイーストは自撮りをしてそれをSNSにアップする予定でした。しかし…

「困ったことになったよ。スタジオで写真を撮って、Facebookに投稿しようとしたら、彼らは“ダメダメダメ!誰も僕らの顔を知らないんだ!”と言われたんだ。投稿ボタンを押す直前に、彼らに止められたんだよ...すごいよね。4万5千人の観客の前で演奏して、その観客の中に紛れて一緒に帰ることができるなんてね!」