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シカゴ・ホワイトブルース界の巨匠、キーボード奏者のバリー・ゴールドバーグ死去

2025/01/23 14:22掲載
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Barry Goldberg - Photo by Courtesy Mfh
Barry Goldberg - Photo by Courtesy Mfh
ボブ・ディラン(Bob Dylan)の「電気化」騒動の際にもその場に居合わせ、またポール・バターフィールド・ブルース・バンド(The Paul Butterfield Blues Band)エレクトリック・フラッグ(Electric Flag)などでも活躍した、60年代~70年代のシカゴ・ホワイトブルース界の巨匠、キーボード奏者/ソングライター/プロデューサーのバリー・ゴールドバーグ(Barry Goldberg)が死去。83歳でした。

ゴールドバーグの代理人であるボブ・マーリスが米Varietyに伝えたことによると、ゴールドバーグは非ホジキンリンパ腫との10年間の闘病の末、53年間連れ添った妻ゲイル・ゴールドバーグと息子のアラームに看取られて1月22日にホスピスで亡くなりました。

バリー・ゴールドバーグは1942年シカゴ生まれ。10代でマディ・ウォーターズやハウリン・ウルフら当時絶頂にあったシカゴ・ブルースの洗礼を受ける。ポール・バターフィールド・ブルース・バンドでの活動がきっかけとなり、1960年代にボブ・ディランと共演するようになった。ピアニストとしてボブ・ディランのツアー・バンドに入り、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルに参加、 ロック史上最も有名なエピソードのひとつ、ディランの「電気化」騒動に立ち会った。

1967年、ゴールドバーグはシカゴの僚友マイク・ブルームフィールドとエレクトリック・フラッグを結成した。

ゴールドバーグはまたセッション・キーボード・プレイヤーとしても活躍、ミッチー・ライダーとデトロイト・ホィールズ、 グラム・パーソンズ、レナード・コーエン、ボブ・ディランなどの数多くのレコーディングに参加した。