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トム・ペティが率いたマッドクラッチの創設メンバー トム・リードン死去

2023/03/28 09:17掲載
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Tom Leadon of Mudcrutch, photo by C Flanigan/WireImage
Tom Leadon of Mudcrutch, photo by C Flanigan/WireImage
トム・ペティ(Tom Petty)がザ・ハートブレイカーズ結成以前に率いたバンド、マッドクラッチ(Mudcrutch)の創設メンバーでギタリストのトム・リードン(トム・レドン/Tom Leadon)が死去。彼の家族がSNSで、リードンが3月22日に自然死で安らかに亡くなったことを発表しています。70歳でした。トムは、イーグルス(Eagles)の創設メンバーであるバーニー・リードン(バーニー・レドン/Bernie Leadon)の弟。

訃報を受け、マッドクラッチのバンドメイトである、ザ・ハートブレイカーズのマイク・キャンベルは追悼コメントを発表しています。

「トム・リードンは、私の最も深いギターのソウル・ブラザーで、私たちはアコースティックギターを弾き、お互いに何かを教え合いながら数え切れないほどの時間を過ごしました。これほど優しい魂はこの世に存在したことがない。彼の精神と寛容さをいつも恋しく思うだろう。安らかに眠れ、わが旧友よ」

1960年代後半、リードンはフロリダ州ゲインズビルの隣人であるトム・ペティと共にマッドクラッチを結成。リードンがギター、ペティがベース、ランドール・マーシュがドラム、マイク・キャンベルがギターという編成だった。

1972年にマッドクラッチを脱退したリードンは、兄のバーニーに倣ってロサンゼルスに移住。その後、バンドSilverを結成して「Wham Bam」をヒットさせた。リンダ・ロンシュタットのバンドでベースを担当した。リードンはやがてナッシュビルに移り住み、ギターの先生となった。2007年、ペティはリードン、キャンベル、マーシュにベンモント・テンチを加えてマッドクラッチを再結成した。彼らは2008年にセルフタイトルのアルバムをリリースし、2016年に『Mudcrutch 2』を発表した。また、2017年にペティが亡くなるまで、散発的にツアーを行っていた。

リードンはイーグルスが1975年にリリースしたアルバム『One of These Nights(邦題:呪われた夜)』に収録されている「Hollywood Waltz」をドン・ヘンリー、グレン・フライ、バーニー・リードンと共に共作した。