スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)は、2023年のライヴ・スケジュールについて、出演したFull Metal Jackieのラジオ番組で話しており、アジア公演は今秋から年末ごろを計画しているようです。
番組でヴァイは「2023年にあなたに期待できることについて話していただけますか?」と尋ねられて、こう話しています。
「1年前にリリースしたソロ・アルバム『Inviolate』のツアーを続けるために、今はたくさんのツアーの準備をしているところなんだ。今はそのことに全力を尽くしている。ヨーロッパで素晴らしい公演を行い、アメリカでも素晴らしい公演を行った。3月にはまたヨーロッパと東欧に2ヶ月間ほど行く予定で、戻ってきたら、また2ヶ月半ほどアメリカを回る予定だよ。そして8月には南米とメキシコ、そのあとはオーストラリア、ニュージーランド、東南アジア、アジア......と、素晴らしい場所ばかりだよ。最後はアフリカとインドで、その頃にはクリスマスになっていると思うんだ」
また同じインタビューの中で、
ジェフ・ベック(Jeff Beck)の死去についてや、もし有名にならなかったら望んでいた仕事についても話しています。
Q:ジェフ・ベックの死去は、ミュージシャンや音楽ファンを悲しませました。彼の演奏の影響がなければ、あなたはどのように違うギタリストになっていたでしょうか?
「若い頃、ジェフ・ベックは選ばれし者のような存在で、今でも僕の人生を通して、ずっとそうだから、それについて語るのは無理だ。
彼の楽器へのタッチ、彼の感性、音楽性、革新的なクオリティ、そして、キャリア全体を通して向上し続け、その輝きで僕たちギタリストを祝福してくれた僕の知る限り唯一のギタリストの一人。そのことについて僕は何度でも言うことができる。
最初に(彼の訃報を)聞いたとき、僕は皆と同じように、ただ唖然とし、悲しみに暮れた。それから数日後、彼のことが常に頭に浮かび、彼がそこにいて、多くの貢献をしてくれたこと、そして78歳まで生きてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいになった。
信じられない人生だ。本当に感謝している。彼がいなかったら、僕の演奏はどうなっていただろう」
Q:ジョー・サトリアーニがカーク・ハメットやアレックス・スコルニックらにギターを教えていたのは有名な話ですね。ギターを教えることに魅力を感じたことはありますか?
「ええ、もちろん。そのプロセスが大好きだった。弾けるようになってからすぐにギターのレッスンを始め、初期の頃はそれで乗り切ることができた。
高校生のとき、自分は音楽が好きで、ギターが好きだとわかっていた。空想の中では、ステージで演奏したり、今やっていることのほとんどをやってみたいという夢を持っていた。でも、16歳や17歳のときに自分のキャリアを考えても......。将来がどうなるのか、よくわからなかった。
高校の音楽教師になることにも魅力を感じていた。高校の音楽の先生が、僕の音楽人生に大きな影響を与えたからね。僕は、それはいいことだと思ったし、そうなったらとても幸せだと思っていたけど、宇宙は別の計画を立てていたようだよ」