Paul McCartney / 1964: Eyes Of The Storm
失われたと思われていた、
ポール・マッカートニー(Paul McCartney) が撮影した未公開
ビートルズ(The Beatles) 写真を発見。英ロンドンの美術館で展示され、写真集としても発売されます。
ビートルマニアが世界的な現象となった1963年12月から1964年2月にかけて、ポールが撮影した自身や元メンバーの未公開の写真です。長い間行方不明で、ポールは紛失したと思っていましたが、2020年にポールのアーカイブから約1,000枚の写真が再発見されました。
展覧会は『Paul McCartney Photographs 1963-64: Eyes of the Storm』と題して、英ロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで2023年6月28日から10月1日まで開催される予定です。
ギャラリーのディレクターであるニコラス・カリナンはThe Guardian紙の取材に対し、ビートルマニアの絶頂期における「ビートルズであることがどのようなものであったかについての、他にはない個人的な視点を提供する写真展になる」と語っています。
さらに「リバプールやロンドンでのライヴから、ニューヨークの『エド・サリバン・ショー』での7300万人のテレビ視聴者を前にしたパフォーマンスまで、この時期に撮影された写真は、
ジョン・レノン(John Lennon) 、ポール・マッカートニー、
ジョージ・ハリスン(George Harrison) 、
リンゴ・スター(Ringo Starr) が、英国で最も人気のあるバンドから国際的な文化現象へと発展する、まさにその瞬間を捉えたものです」「多くのカメラのレンズがバンドに向けられた時代、これらの写真は、ポール・マッカートニーの目を通して、彼らの経験に対する新鮮な洞察を共有することになるでしょう」とも述べています。
ポールは自身の81歳の誕生日に合わせて、これらの写真をまとめた写真集『1964: Eyes Of The Storm』を海外で6月13日に発売する予定です。収録されている275枚の写真は、ニューヨーク、ワシントンD.C.、マイアミ、ロンドン、リバプール、パリで35mmカメラで撮影されたものです。ポール自身が本の序文を書き、撮影した写真を振り返るメモも添えています。
ポールは声明の中で、こう述べています
「個人的な遺物や家族の宝物を再発見すると、誰でも瞬時に記憶や感情が溢れ出し、それが時間の靄の中に埋もれていた連想を呼び起こすものです。
1964年2月までの3ヶ月間の旅で撮影されたこれらの写真を見たとき、僕はまさにそのような体験をした。まさに過去に戻ったような素晴らしい感覚だった。
これは僕の最初の大旅行の記録で、リバプール、ロンドンに始まり、パリ(3年前にはジョンと僕は普通のヒッチハイカーだった)、そして僕たちが最も重要だと考えていた、グループとしての最初のアメリカ訪問へと続く、6都市でのビートルズの写真日記を自分なりにまとめたものです」
本のトレーラー映像が公開されています。
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