ガワーズは1975年、クイーン「Bohemian Rhapsody」の伝説的なミュージックビデオの監督を務めた。画期的だったこのビデオを監督した後、ガワーズは“私の電話は鳴り止まなかった”と以前に語っていた。この後、「You're My Best Friend」や「Somebody to Love」などのビデオでクイーンとコンビを組んだ。
ガワーズは70年代と80年代を通じて、急成長する音楽ビデオ業界で名を馳せるようになり、サンタナ「Winning」、スーパートランプ「The Logical Song」「Goodbye Stranger」、ジャーニー「Lovin', Touchin' Squeezin」、カンサス「Dust in the Wind」、ジョン・メレンキャンプ「Jack and Diane」、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース「The Heart of Rock and Roll」をはじめ、ローリング・ストーンズ、ジェネシス、ロッド・スチュワート、ビージーズ、アリス・クーパー、スティックス、ラッシュ、TOTO、キッス、マイケル・ジャクソン、10cc、ビージーズなど、多くのアーティストのミュージックビデオを手がけた。
また、ポール・マッカートニーの『MTV Unplugged』(1991年)、ローリング・ストーンズの『Bridges to Babylon』(1997年)、フリートウッド・マックの『The Dance』(1997年)など、テレビ放映されたコンサート番組の演出も多数手がけた。