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ハノイ・ロックス『Oriental Beat』40周年記念 バンドが監修・承認したREAL MIX盤発売 「これが本来の音なんだ」

2023/01/11 20:45掲載
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Hanoi Rocks / Oriental Beat - 40th Anniversary Re(al)mix
Hanoi Rocks / Oriental Beat - 40th Anniversary Re(al)mix
ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)が1982年にリリースしたアルバム『Oriental Beat』。発売40周年を記念した『Oriental Beat - 40th Anniversary Re(al)mix』が3月17日発売。リリース元は日本はビクターエンタテインメント、海外はフィンランドのSvart Records。海外ではデラックス・レコードも発売。CDとレコードには、マイケル・モンローのチェックと承認を受けた歌詞が付属されます。

この40周年記念盤は「re(al)mix」(リ(アル)ミックス)と呼ばれ、奇跡的に発掘されたオリジナルマスターテープから新たにリミックスを実施しています。ミキシングは、フィンランドのE-StudiosでPetri Majuriがバンドと共同で行われました。

マイケル・モンロー(Michael Monroe)は今回のリイシューを「史上最も長く、最も遅いアルバム・プロジェクト」と呼び、「40年の歳月をかけ、単なるリミックスではなく、ハノイ・ロックスが監修・承認したREAL MIX」と述べています。

『Oriental Beat』は1981年に英ロンドンで1日200ポンドで録音されました。メンバーのサミ・ヤッファ(Sami Yaffa)は「俺らのキャリアで最悪のサウンドのアルバム」と呼び、モンローは「このアルバムのプロデューサーはバンドのことを全く理解しておらず、彼のミックスは恐ろしく間違っていた」と述べています。

『Oriental Beat』のオリジナル・エンジニアであるPeter Wooliscroftはロック・プロデューサーではなく、ハノイ・ロックスのマネージャーRichard Bishopによると、彼は「スパンダー・バレエのようなサウンドにアルバムをミックスしようとしていた」のだという。バンドがリミックスや再レコーディングをする前に、レーベルが資金不足に陥り、マスターテープが行方不明になってしまったため、リリースされた『Oriental Beat』のオリジナルミックスを、バンドは常に「大失敗」と考えてきました。

最近、ユニバーサルの保管庫で奇跡的にテープが発見されたことで、バンドはついにアルバムを思い通りにミックスし、組み立て直すことができるようになりました。

ナスティ・スーサイド(Nasty Suicide)は「今、この音源は必要不可欠なものだけに絞り込まれ、本当に眠っているものを引き出すために手を加えられたことで、俺たちの夢が実現した」と語り、モンローは「1982年のオリジナル・リリースから40年後の今、我々はついに、オーバーダビングもサンプルもない、このアルバムにふさわしい素晴らしいサウンドを手に入れた」と言い、アンディ・マッコイ(Andy McCoy)も「今までにないほど良い。これが本来の音なんだ。だから楽しんでくれ...もう一枚、ハノイ・ロックスを」と述べています。
■『Oriental Beat - 40th Anniversary Re(al)mix』

1. ORIENTAL BEAT (3:07)
2. MOTORVATIN? (3:11)
3. NO LAW OR ORDER (3:39)
4. TEENANGELS OUTSIDERS (3:28)
5. SWEET HOME SUBURBIA (4:42)
6. M.C. BABY (3:01)
7. VISITOR (3:12)
8. DON?T FOLLOW ME (3:16)
9. LIGHTNIN? BAR BLUES (2:37)
10. DEVIL WOMAN (2:55)
11. FALLEN STAR (2:32)