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ブラッド・メルドー、ビートルズ楽曲のソロ・ライヴ・アルバムから「I Am The Walrus」公開

2023/01/10 17:53掲載
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Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles
Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles
ジャズ・ピアニスト、ブラッド・メルドー(Brad Mehldau)の新作はビートルズ(The Beatles)楽曲のソロ・ライヴ・アルバム『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles』。このアルバムから「I Am The Walrus」が公開されています。



アルバムは2023年2月10日発売。リリース元はNonesuch Records。

このソロ・ライブ・アルバムでは、ジョン・レノン(John Lennon)ポール・マッカートニー(Paul McCartney)の9曲とジョージ・ハリスン(George Harrison)の1曲を、メルドーが解釈しています。

ビートルズ楽曲はメルドーのソロやトリオのライヴの定番曲ですが、今回の『Your Mother Should Know』に収録されている曲はこれまで録音されたことがありませんでした。またアルバムの最後には、ビートルズとその後のポップソング・ライターたちとのつながりを示す、デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の名曲も収録されています。

『Your Mother Should Know』は2020年9月にフランス・パリのコンサート、ホールフィルハーモニー・ド・パリで録音されました。

メルドーはこのアルバムについて、こう話しています。

「ビートルズには議論の余地のない普遍性がある。彼らの音楽は文化や世代を超え、新しいリスナーにも発見され続けている。彼らの曲には、誰もが引き込まれるような即時性と誠実さがある。

僕が楽器を始めた頃、ビートルズのことはまだ知りませんでしたが、ラジオで聴いた多くの不朽のピアノ・ポップスは、彼らから生まれたものでした。その音楽は僕の個性の一部となり、後にビートルズを知ったとき、すべてが結びついたのです。彼らの音楽と、他のアーティストに与えた幅広い影響は、僕の活動に影響を与え続けています。

ハロルド・ブルームは、その著書『The Western Canon』の中で、何が特定の書物を永続させるのかという問いに立ち向かっている。その答えは、多くの場合、同化できない、あるいは同化しすぎて奇妙と思わなくなるような独創的な様式である“奇妙さ”であることが判明している。

ビートルズと、彼らの作品または別の側面から影響を受けた多数のアーティストを見ると、この逆説的な長寿のレシピは、彼らの継続的な足跡を考慮する1つの方法です。彼らの音楽の多くには奇妙なところがあるからで、特に『Rubber Soul』から最終のアルバム『Let It Be』までの革新的なアルバムは、その傾向が顕著です」

以下は以前に公開された映像

ニューヨークの伝説的なヴィレッジ・ヴァンガードで収録された「Your Mother Should Know」のライヴ・パフォーマンス映像
■『Your Mother Should Know: Brad Mehldau Plays The Beatles』

1 I Am the Walrus
2 Your Mother Should Know
3 I Saw Her Standing There
4 For No One
5 Baby's in Black
6 She Said She Said
7 Here, There and Everywhere
8 If I Needed Someone
9 Maxwell's Silver Hammer
10 Golden Slumbers
11 Life on Mars?