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TOTOのスティーヴ・ルカサー、エディ・ヴァン・ヘイレン「Eruption」を初めて聴いたときの反応を語る

2022/12/13 20:32掲載
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Steve Lukather and Eddie Van Halen (Image credit: Robert Knight Archive/Redferns)
Steve Lukather and Eddie Van Halen (Image credit: Robert Knight Archive/Redferns)
TOTOスティーヴ・ルカサー(Steve Lukather)は、エディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)の代表的なギターソロ「Eruption」を初めて聴いたとき、どう思ったのか? Sunset Sound Recordersの新しいインタビューの中で、こう話しています。

「あの頃、彼のことは知っていたよ。俺たちは最初のアルバムを作っていて、彼らのファーストアルバムがちょうど発売されたばかりだった。(デヴィッド)ペイチと俺が一緒にスタジオにいたとき、“ソロをやっている間に何か聴かせてくれ”と言ったら、彼は“Eruption”を聴かせてくれた。

俺は“なんだこれは!”と思った。こんなの聴いたことなかったから、気が狂いそうになったよ。どうやってるの......? えっ? どうやって? 何、誰、なぜ? 知りたかったよ!」

ルカサーは、ヴァン・ヘイレン(Van Halen)のことを初めて耳にしたのは、高校時代のバンドが、有名なナイトクラブ「ガザリーズ」のオーディションを受けたときだったと回想しています。結局、ルカサーたちは16歳ということで不合格になり、ヴァン・ヘイレンがその座を射止めました。

この年齢差を知っていたルカサーは、ヴァン・ヘイレンのデビューアルバムのライナーノーツを読んだとき、戸惑ったことを覚えています。

「ヴァン・ヘイレンの最初のアルバムが発売されたとき、混乱したんだ。彼は俺と同じ年齢になっていた。でも彼は年上だった。デイヴィッド・リー・ロスが彼に年齢を偽らせようとしたんだよ。エディは、そう言っていた。

俺は“ちょっと待てよ。そんなはずはない、だって俺たちがクラブのオーディションを受けたとき、彼らは明らかに18歳以上だったじゃないか”と思った。意味不明だった。それから、エドとつるむようになって、最初の大きな集まりは、俺とエドと(エンジニアの)ドン・ランディーがエドの家に行ったときで、オリジナルの5150(スタジオ)だった。楽しい夜だった。大量の酒を飲んだ後で、“お前、いくつなんだよ”と聞いた。彼は“ああ、そうだ、あれはロス(の仕業)だったんだ”と言っていたよ」

ルカサーはデイヴィッド・リー・ロス(David Lee Roth)とは友人にはなれなかったという。ルカサーはインタビューの後半で、エディを探してスタジオ・ワンに立ち寄った際にロスに向けられた威嚇的な視線についてこう語っています。

「エドを探してスタジオ・ワンに入ったことがあるんだけど、ロスはドン・ランディーと一緒に座っていて、俺はいつもように陽気に入って、“やあ、ドン! エドはどこだい?”と言ったら、ロスは、まるで俺が彼の両親か殺したかのように俺を見たんだよ。 彼は“よくもまあ、同じ空気を吸ったものだな”というような、うんざりした顔をしていた。

俺はすぐに察知して、“エドを探してるんだ”という気配を出した。ドンは“いや、彼はあそこにいるよ、ルーク”と言ったので 、俺はすぐにそこから逃げ出したよ」