『レコード・コレクターズ 2023年1月号』の特集は「デイヴィッド・ボウイ『ハンキー・ドリー』」。71年のデモやライヴなどの音源をまとめた『ディヴァイン・シンメトリー』を契機に、創造力に満ちたこの時代に改めて光を当てます。もう1つの特集は「ザ・キュアー『ウィッシュ』」。収録曲や新たに公開された音源などに触れつつ、その歩みと功績を振り返ります。12月15日発売
■『レコード・コレクターズ 2023年1月号』
12/15発売
<内容>
【特集】デイヴィッド・ボウイ『ハンキー・ドリー』
デイヴィッド・ボウイが1971年にリリースした『ハンキー・ドリー』は彼のブレイクの端緒となった作品でした。この作品の制作前にアメリカを訪れ、アンディ・ウォーホルやルー・リード、ボブ・ディランという彼の憧れの存在に捧げた曲を書くというアイデアを得ました。落ち着いてソングライティングに取り組んだボウイが生み出したこの作品の中には、代表作となる「チェンジズ」「火星の生活」も含まれていました。71年のデモやライヴなどの音源をまとめた『ディヴァイン・シンメトリー』を契機に、創造力に満ちたこの時代に改めて光を当ててみたいと思います。
■初の訪米で刺激を受けたクリエイティヴィティ(大鷹俊一)
■多様な表情を見せるアルバムを読み解く(鳥居真道)
■エキセントリックな着想ともの悲しい美しさを併せ持った歌詞世界(朝日順子)
■70年代の政治、経済、ファッションから見るデイヴィッド・ボウイの"アメリカ"(青野賢一)
■ビート、SF、ウォーホル…変転する世界観を作ったカウンターカルチャーとは(長谷川町蔵)
■『ハンキー・ドリー』全曲ガイド(サエキけんぞう)
■『ディヴァイン・シンメトリー』解説(武田昭彦)
■『ムーンエイジ・デイドリーム〜月世界の白昼夢〜サウンドトラック』(村尾泰郎)
【特集】 ザ・キュアー『ウィッシュ』
1978年のデビューから、"ゴス(ゴシック)"と表現されるダークな世界観と、それと相反するようなポップなサウンドを融合させて独自のキャリアを築いてきたザ・キュアー。その音楽は90年代のオルタナティヴ・ロックなどを経て、現在のミュージシャンにも大きな影響を与えています。全英1位/全米2位を記録し、彼らの音楽的・商業的ピークの一つと位置づけられる92年の名盤『ウィッシュ』がリリース30周年を迎えたいま、収録曲や新たに公開された音源などに触れつつ、その歩みと功績を振り返ります。
■ザ・キュアー ヒストリー(小野島大)
■ゴスの美学に大きな影響を与えつつそれに収まらなかったバンドの今日的意義(後藤護)
■『ウィッシュ』全曲ガイド(岡村詩野)
■30周年記念デラックス・エディション解説(田山三樹)
■ザ・キュアーの現代への影響(芦崎瑞樹)
□ガンズ・アンド・ローゼズ
□フランク・ザッパ
□クイーン
□コンテンポラリー・レコーズ
□ビクター・トレジャー・アーカイヴス
□荒木一郎 インタヴュー
□『アーシアン』
□NOBODY
□杉真理
□サンタナ
□<アライヴ・ザ・ライヴ>レーベル
□キッス
□ホイットニー・ヒューストン
□エルヴィン・ジョーンズ
□チューリップ
□裸のラリーズ
□ドリーム・シアター
□ボブ・ディラン
□Rega Planar 1 mk2 Walnutでアナログ・レコードを聞く
REGULAR CONTENTS
◆リイシュー・アルバム・ガイド
◆インフォ・ステーション……ニュース、書評など
◆[連載]ミュージック・ゴーズ・オン〜アカツカ/South Penguin(柴崎祐二)...ほか