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ジューダス・プリーストのロブ・ハルフォードの好きな街は東京、「これなしでは生きていけない5枚のアルバム」についても語る

2022/11/05 20:07掲載(Last Update:2022/11/05 20:11)
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Rob Halford
Rob Halford
ジューダス・プリースト(Judas Priest)ロブ・ハルフォード(Rob Halford)は、米SPINのインタビューの中で「好きな街」に「東京」を挙げる。「東京は昔から好きな街。とても素晴らしいよ、東京は」。また同じインタビューの中で「これなしでは生きていけない5枚のアルバム」も挙げています。

■好きな街

「東京は昔から好きな街。多くのミュージシャンが東京を好きなのは、東京には秩序があるから。俺らの混沌としたロックンロールの世界とはかけ離れていて、すべてが正確で整然としていて、時間通りに進んでいるように見える。とても素晴らしいよ、東京は」

■これなしでは生きていけない5枚のアルバム

●Black Sabbath, Black Sabbath

「ブラック・サバスのファーストアルバムは、多くの人にとって、あらゆるメタルの設計図であり、試金石だった。トニー(アイオミ)が(事故のために)彼のようなギターの弾き方を学ばなければならなかったこと、それによってデチューンしたものを、シンプルなリフで演奏することで、ヘヴィメタルのリフが生まれたんだ。それにビル(ワード)とギーザー(バトラー)がやっていたことが組み合わさって、素晴らしいものになった。ベース、ドラム、ギターの3つの楽器が巨大なサウンドを作り出している。それにオジー(オズボーン)の個性豊かな声が加わる。サバスについて、そしてメタルについて俺たちが愛するものはすべて、ブラック・サバスのファースト・アルバムに入っているんだ」

●Queen II, Queen

「俺はクイーンとフレディ(マーキュリー)の大ファン。ステージでの存在感、華やかさ、そして“大胆不敵”な姿勢という点において、史上最高のフロントマンの一人だよ。『Queen II』は、彼らのミュージシャンとしての能力を示す広大な風景となる2枚目で、真の冒険と言えるものである。彼らは箱に入れられることを拒否し、音楽でやりたいことは何でもできることを示した。『Queen II』に収録されている“Ogre Battle”は、彼らが作った曲の中で最もヘヴィな曲のひとつなので、クイーンから本物のメタライゼーションを得たいなら、『Queen II』(特に“Ogre Battle”)をチェックするといいだろう」

●Cowboys from Hell, Pantera

「パンテラの『Cowboys from Hell』は、これもまた決定的なゲーム・チェンジャーであった。ダイム(ダイムバッグ・ダレル)はギタリストにとって、アイオミ、ヘンドリックス、ランディ・ローズと同じくらい重要な存在になった。ギタリストはバンドをある方向に押しやるものだが、ダイムは『Cowboys from Hell』に収録されている素晴らしい曲でそれをやってのけた」

●Undertow, Tool

『俺がトゥールを好きなのは、ヘッドフォンをかけて彼らのイマジネーションに没頭するのが好きだから。彼らは無限の可能性に満ちた、信じられないほどアーティスティックなバンドだ。彼らはいつも決定的なリフ、メロディ、そして素晴らしい言葉でそれをまとめているように見える。 気分が乗っているときはトゥールの『Undertow』に夢中になるよ」

●Holy Diver, Dio

「友達のロニー・ジェイムス・ディオは、いつも俺の人生の毎日にインスピレーションを与えてくれる。ステージに上がる前は、いつも『The Very Beast of Dio』を爆音で流しているんだ。『Holy Diver』『The Last in Line』『Stand Up and Shout』なども大好きだ。ロニーが作った素晴らしい曲はすべて、とてもうまくプロデュースされている。俺が音楽とミュージシャンであることについて好きなことは、音楽を聴いた瞬間の衝撃はもちろんだけど、それとは別に、ドラムやベースがどのように作られたか、そして、すべてがエンジニアリングされ、ミキシングされた方法などの話に耳を傾けることなんだ。ロニー・ディオはその達人だった。彼はスタジオでの実力のために、プロデューサーとしての能力が見落とされがちだけど、彼は驚異的な存在なんだよ」