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ブライアン・イーノ 良いアイデアを台無しにしないための「恐怖」について語る

2022/10/27 15:10掲載
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Brian Eno photo: Cecily Eno
Brian Eno photo: Cecily Eno
ブライアン・イーノ(Brian Eno)は、良いアイデアを台無しにしないための「恐怖」について語っています。

アーティストは、インスピレーションが湧いた瞬間と、それを自由に探求できることに夢中になりますが、しかし、そのアイデアを発展させ、楽曲として完成させようとすると、創造的なプロセスがより困難になることがあります。

イーノはApple MusicのZane Loweの番組で、新作『FOREVERANDEVERNOMORE』の制作について語った際、「始まりは簡単だが、終わりは難しい」と認めています。

「リズムマシンとか、コードパターンメーカーとか、技術的な支援が始まりにはたくさんあるから、かなり早い段階で立派なものを作る方法はたくさんあるんだ」

そしてイーノは、かつてのピカソの言葉を引用し、「輝かしい始まりほど悪いものはない」と述べています。それが意味するところは、その後にすべてが下り坂になる危険性があるということです。

イーノはこうなった時のことを「何かをしたとき、それが良いものだとわかっていても、どうすればそれを台無しにせずに済むのかがわからないときの恐怖感。何をやっても悪くなるし、まだ完成していないことがわかっている」と表現しています。