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デヴィッド・ボウイ公式映画の監督 もともとはボウイがジギー・スターダスト時代から進化しなかったらどうなっていたかを探る別の映画を企画していた

2022/09/18 20:30掲載(Last Update:2022/10/05 20:42)
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Moonage Daydream (C) Neon
Moonage Daydream (C) Neon
デヴィッド・ボウイ(David Bowie)の遺族が公式に許可した初の映画プロジェクト作品『デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(原題:Moonage Daydream)』。脚本・監督を務めたブレット・モーゲンは、もともと、ボウイがジギー・スターダスト時代から進化しなかったらどうなっていたかを探る、まったく別の映画を作りたかったと語っています。

2人は15年前に会ったときにその可能性について話し合いましたが、最終的にボウイは断ったとモーゲンはVarietyのインタビューで説明しています。

Q:ボウイと映画の構想について話したりしたことはありますか?

「2007年にデヴィッドと会い、ハイブリッド・ノンフィクション・プロジェクトについて話し合いました。『Moonage Daydream』ではなく、もっとパフォーマンスを重視したまったく別のプロジェクトでした。僕が彼に提案したその映画は、デヴィッドがジギーの後に進化することはなく、現代のベルリンにいて、過去40年間同じ曲を真夜中の場末のバーで、地球上で最後に注目した4人に向けて演奏している、というものだった。一種の荒唐無稽なプレゼンだった。多くの撮影が必要になりそうだったんだけど、その時デヴィッドはセミリタイア状態だった。

その後、彼の遺言執行人となった人が電話をかけてきて“デヴィッドはプレゼンを楽しんだけど、今はこんなことができる状態ではないんだ”と言われたんだよ」