
KISS - Photo by Brian Lowe. Copyright KISS Catalog Ltd.
キッス(KISS)の
ポール・スタンレー(Paul Stanley)は
ジーン・シモンズ(Gene Simmons)との関係について語る。ジーンと常に意見が一致するわけではないし、初めて会った時は彼のことは好きじゃなかったが、ジーンのことは兄弟と考えているという。必ずしもいつも仲が良いわけではないが、大きな何かで結びついている相手なのだという。ハウイー・マンデルの番組『Howie Mandel Does Stuff』のインタビューの中で語っています。
スタンレーは、ジーンとはいつも「50/50」でやっていると言った後、こう続けています。
「ジーンは俺の兄弟なんだ。ジーンとはずっと一緒で、この仕事を始めた頃は二人とも実家で暮らしていた。今、俺たちは年をとった。俺たちには家族がいて、お互いの人生や、俺たちがやってきたことを見る喜びがある。俺たちはいつも意見が一致しているのか? 初期の頃は、あまり同意していなかったが、“バンドにとってベストなことをしよう”というのが、俺らの信条だったんだ。 決して、自分のやり方だからといって、自分の思い通りにしようとしたわけではないんだ」
実際、スタンレーは、初めて会ったときはジーンのことを好きではなかったが、簡単に捨ててはいけない音楽的理解を持っていることを理解していたと語っています。
「俺はいつも現実的な人間で、人生の選択もそうだし、ジーンに会ったときも、ジーンのことは好きじゃなかったんだ。でも、そんなことより、彼がいないよりいたほうがいいということに気づいたんだ。
友人のアパートに行くと、彼が“スタン、ジーンに会おう”と言い、“ジーン、スタンも曲を書くんだよ”と言っていた。そしたらジーンが“そうなのか、1曲弾いてくれ”と言ったので、俺は“わかった”と言って、自分の曲を1曲聴かせたんだ。 レノンとマッカートニーとジーンの3人だけで曲を作っていると思っていた彼にとっては驚くべきことだったと思うよ。その後、彼は俺に曲を聴かせてくれた。それは長い間忘れられていたけど、俺の曲は俺らのファースト・アルバムに収録されたんだ」
マンデルがジーンの有名な「エゴ」の話を切り出した後、スタンレーは、その多くはジーンがドラマチックな効果を狙ってわざと誇張しているだけだと話しています。
「彼は全力でそれを演じているけど、ジーンは根は善良な人間で、人々に知られている以上に慈善事業をしている。もう一度言うけど、彼は俺の兄弟なんだ。“親友だ”と言うのとは違う。彼は親友じゃない。一緒に悩んだりすることもないし、一緒に過ごす時間もあまりない。でも、彼はいつも俺のためにいてくれるんだ」