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ビートルズやピンク・フロイドなどのレコーディングで使用されたアビー・ロード・スタジオの録音機が売りに出される

2022/08/12 16:51掲載
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Abbey Road Studios Original E.M.I. Recording Consoles Used Extensively by the Beatles Entire Time They Recorded There & Pink Floyd for DSOTM
Abbey Road Studios Original E.M.I. Recording Consoles Used Extensively by the Beatles Entire Time They Recorded There & Pink Floyd for DSOTM
ビートルズ(The Beatles)ピンク・フロイド(Pink Floyd)などのレコーディングで使用されたアビー・ロード・スタジオの録音機が売りに出されています。

1957年、EMIレコーディングスタジオ(1970年に「アビーロード・スタジオ」に改称)は、最高の録音品質を求め、業務用録音機を最新鋭のBTR2(British Tape Recorder 2)にアップグレードしました。

1957年から1970年代半ばまで、この録音機を使って数多くの代表的アルバムが作られました。

ビートルズだけでも『A Hard Day's Night』、『Beatles For Sale』、『Revolver』、『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』、『Magical Mystery Tour』、『The White Album』、『Abbey Road』など。ジョン・レノンの『Plastic Ono Band』、ジョージ・ハリスンの『All Things Must Pass』などにも使用されています。

ピンク・フロイドは『Dark Side of the Moon』をはじめ最初の6作品は、このBTR2が使われていたアビー・ロード・スタジオで録音しました。

その他、ホリーズ、ジェリー&ザ・ペースメイカーズ、ピーター&ゴードン、クリフ・リチャード&シャドウズ、ディープ・パープル、ジェフ・ベック、コニー・フランシス、プリティ・シングスなども使用しています。

アビー・ロード・スタジオの機材が一般に販売されることは非常に稀で、コレクターの手に渡ったのはほんの数点のみです。

このBT2はもともと、1980年にスタジオ自身が販売し、1988年にサザビーズのオークションでハードロックカフェが落札。その後、現在のオーナーがハードロックカフェから購入し、そして、今回、音楽とポップカルチャーのオークションハウスGotta Have Rock & Rollで売りに出しています。

落札予想価格は250,000ドルから300,000ドル(約3300万円〜約4000万円)

■オークション・ページ
https://gottahaverockandroll.com/Abbey_Road_Studios_Original_E_M_I__Recording_Conso-LOT44761.aspx

●BTR2