ケイト・ブッシュ(Kate Bush)は、オーストラリアのアマチュア合唱団(約1,600人)がカヴァーした「Running Up That Hill(邦題:神秘の丘)」に感激。同合唱団にメールを送り、「本当に素晴らしい」「とても感動しています」と称賛の声を送っています。
この合唱団の名前はパブ・クワイア(Pub Choir)で、誰でも歌える(特に1、2杯飲んだ後)という精神に基づいて活動するアマチュア合唱団です。2週間前にブリスベンで、約1,600人が集まって「Running Up That Hill」を披露しました。
パブ・クワイアの創設者兼ディレクターのアストリッド・ヨルゲンセンは、英ガーディアン紙の取材に応じ、こう話しています。
彼女は先日、パブ・クワイアによる「Running Up That Hill」のカヴァーについて、ケイトからメールが来ていると聞いて、彼女は朝のランニングを中断してまっすぐ家に帰っています。
「マネージャーから電話がかかってきて、ケイト・ブッシュからメールが来たから家に帰れと言われたのよ。私はまっすぐ家に戻って、文字通り、丘を駆け上がっていました(笑)」
メールには、こう書かれていました。
「親愛なるブリスベン・パブ・クワイアの皆さんへ
忙しかったので、皆さんが“Running Up That Hill”を歌っているのを見たばかりです。本当に、本当に素晴らしい! とても気に入っています。ありがとう、みんな。本当に美しく歌っていますね。皆さんの温かさと笑顔に、とても感動しています。ありがとうございました!
たくさんの愛をこめて、ケイト」
ヨルゲンセンは「すごいことです。彼女は今世界で一番大きなアーティストだから、私たちのパフォーマンスに感動したと言ってくれるなんて、最高です」と話しています。
ヨルゲンセンによると、しばらく前にケイトの音楽出版社にこの曲をカヴァーするためのライセンス・リクエストを出したところ、「返ってきた返事は“幸運を祈るよ、頼んでみるけど、別の曲でも計画していてね”って感じでした」。その後、ライヴの10日前になって、ケイトが許可してくれました。「彼女が承認したということでも大ごとだったのよ」。そして先日、ケイトの音楽出版社から連絡があり、ケイトのメッセージを伝えてくれました。
以下はパブ・クワイアによる「Running Up That Hill」